いわしの脂気は梅干しの酸味と好相性!実は鍋にすべての材料を入れて煮るだけの簡単レシピなんです。じゅわっとジューシーな和のおかず、ぜひつくってみてください。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
ミネラルやクエン酸が多く含まれている伝統的な健康食品の梅干しと栄養たっぷりのイワシの共演。難しいイメージがあるかもしれませんが、鍋にすべての材料を入れて煮るだけ。実はとても簡単につくれる魚料理なのです。
イワシ | 6尾 |
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梅干し | 3個 |
生姜 | 1片 |
酒 | 1/3カップ |
水 | 1カップ |
味醂 | 大さじ2 |
醤油 | 大さじ2 |
イワシは上記を参照して下処理をして水気を拭く。
生姜は皮をむいて厚さ5mmの輪切りにしてから幅5mmの棒状に切る。
鍋に経木(きょうぎ)またはオーブンペーパーを敷き、イワシを並べる。生姜、生姜の皮を散らし、梅干しを手で種と身に分けながら散らす。
酒をふり、水を入れて味醂、醤油を加え、中火にかける。煮立ってきたら落とし蓋をしてさらに蓋をして、火を弱め、途中、煮汁をかけながら、20~30分煮る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ