アサリの酒蒸しは、しっかり下準備をすればとっても簡単。アサリの持つ自然の塩味が美味しいので、煮汁まで楽しんで!料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
アサリはバットに入れて海水程度(3%)の塩水をひたひたぐらいまで注ぐ。
暗くて静かな所に2時間ほど置いて砂を吐かせる。新聞紙をかぶせて暗くしても。空気がしっかり入るように、少しずらしてかぶせるのがポイント。
ボウルに移し、両手でこすり合わせて殻をよく洗い、水気をきる。
最もシンプルなメニューです。アサリがもつ塩分で十分塩味がつくので、酒を加えて蒸すだけでいたって簡単。旨味たっぷりで納得の味わいです。
アサリ | 400~500g(殻つき) |
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酒 | 大さじ2 |
わけぎ | 少々(小口切り) |
砂抜きをしたアサリをフライパンに入れて酒をふり、蓋をして中火にかける。
煮立ってきたら火を弱めて2~3分、全部のアサリの殻が開くまで蒸し煮にし、最後にわけぎを散らす。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ