大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
疲労回復!体に優しい"シジミの味噌汁"

疲労回復!体に優しい"シジミの味噌汁"

旨味たっぷりのしじみを使えば、だしがなくても美味しい味噌汁がつくれます。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

シジミの砂抜き

1水を注ぐ

シジミはバットに入れて水をひたひたぐらいまで注ぐ。

塩水を注ぐ
砂抜きは真水で!

2砂を吐かせる

暗くて静かな所に2時間ほど置いて砂を吐かせる。新聞紙をかぶせて暗くしても。空気がしっかり入るように、少しずらしてかぶせるのがポイント。

砂を吐かせる

3殻を洗う

ボウルに移し、両手でこすり合わせて殻をよく洗い、水気をきる。

殻を洗う

“シジミの味噌汁”のつくり方

シジミに含まれるオルニチンには、肝臓の解毒作用を高めて疲労回復が期待できるという、うれしい効能が。毎日でも食べたい健康味噌汁です。旨味たっぷりだからだしいらず。味噌は好みのものでつくってください。

材料材料 (2人分)

シジミ200g(殻つき)
2カップ
赤だし味噌大さじ1と1/2

1火にかける

砂抜きをしたシジミを鍋に入れ、水を加えて中火にかける。

2味噌を溶き入れる

煮立ってきたら火を弱めてアクを取り、殻が開くまで煮て味噌を溶き入れる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833477734
2019年03月28日発売/ 770円(税込)

文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。