旨味たっぷりのしじみを使えば、だしがなくても美味しい味噌汁がつくれます。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
シジミはバットに入れて水をひたひたぐらいまで注ぐ。
暗くて静かな所に2時間ほど置いて砂を吐かせる。新聞紙をかぶせて暗くしても。空気がしっかり入るように、少しずらしてかぶせるのがポイント。
ボウルに移し、両手でこすり合わせて殻をよく洗い、水気をきる。
シジミに含まれるオルニチンには、肝臓の解毒作用を高めて疲労回復が期待できるという、うれしい効能が。毎日でも食べたい健康味噌汁です。旨味たっぷりだからだしいらず。味噌は好みのものでつくってください。
シジミ | 200g(殻つき) |
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水 | 2カップ |
赤だし味噌 | 大さじ1と1/2 |
砂抜きをしたシジミを鍋に入れ、水を加えて中火にかける。
煮立ってきたら火を弱めてアクを取り、殻が開くまで煮て味噌を溶き入れる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ