純米だし醤油を使えば、醤油だけ使ったおひたしよりも塩味が少なく、だしの旨味があるので青菜本来の風味がより引き立ちます。自家製調味料が生み出す、酒飲みのつぼを押さえた傑作おつまみを、酒肴家・稲垣知子さんに教えてもらいました。
左がほうれん草、右がおかひじき。シンプルなおひたしも純米だし醤油の旨味でぐっとおいしくなる。醤油よりも塩気が少なく旨味があるので、青菜の風味が生かされ、食べ飽きしない。ほかにも好きな青菜をお好みでどうぞ。日本酒は、おだやかな旨味のある酒を合わせたい。
ほうれん草 | 適量 |
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おかひじき | 適量 |
塩 | 少々 |
かつお節 | 適量 |
純米だし醤油 | 適量 |
辛子 | 適量 |
たっぷりの湯に塩少々を加え、おかひじきとほうれん草をそれぞれ色よくゆでる。おかひじきはさっと30秒程度、ほうれん草は茎の部分を先に湯に入れ30秒ほどしたら葉も入れて再び30秒程度ゆでる。
ぞれぞれゆで上がったら氷水にさらし、しっかり絞って水気を取ったら、幅4~5cmに切って皿に盛る。
かつお節や辛子を添えて、純米だし醤油をお好みの量をかける。
日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu おつまみ」に掲載したものです。
文:山内聖子 写真:三浦英絵