酒肴家のとっておき
素材の風味が際立つ"青菜のおひたし"

素材の風味が際立つ"青菜のおひたし"

純米だし醤油を使えば、醤油だけ使ったおひたしよりも塩味が少なく、だしの旨味があるので青菜本来の風味がより引き立ちます。自家製調味料が生み出す、酒飲みのつぼを押さえた傑作おつまみを、酒肴家・稲垣知子さんに教えてもらいました。

“青菜のおひたし”のつくり方

左がほうれん草、右がおかひじき。シンプルなおひたしも純米だし醤油の旨味でぐっとおいしくなる。醤油よりも塩気が少なく旨味があるので、青菜の風味が生かされ、食べ飽きしない。ほかにも好きな青菜をお好みでどうぞ。日本酒は、おだやかな旨味のある酒を合わせたい。

材料材料 (2人分)

ほうれん草適量
おかひじき適量
少々
かつお節適量
純米だし醤油適量
辛子適量

1青菜をゆでる

たっぷりの湯に塩少々を加え、おかひじきとほうれん草をそれぞれ色よくゆでる。おかひじきはさっと30秒程度、ほうれん草は茎の部分を先に湯に入れ30秒ほどしたら葉も入れて再び30秒程度ゆでる。

2切る

ぞれぞれゆで上がったら氷水にさらし、しっかり絞って水気を取ったら、幅4~5cmに切って皿に盛る。

3仕上げ

かつお節や辛子を添えて、純米だし醤油をお好みの量をかける。

完成

教える人

日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。

稲垣知子 酒肴家

日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。

※この記事の内容は、「技あり!dancyu おつまみ」に掲載したものです。

技あり!dancyuおつまみ
技あり!dancyuおつまみ
A4変型 判( 96 頁)
ISBN: 9784833477208
2018年07月31日発売 / 864円(税込)

文:山内聖子 写真:三浦英絵

山内 聖子

山内 聖子 (呑む文筆家・唎酒師)

公私ともに17年以上、日本酒を飲み続け、全国の酒蔵や酒場を取材し、「dancyu」や「散歩の達人」など数々の週刊誌や月刊誌などで執筆。日本酒イベントやプロに向けたセミナーの講師としても活動している。著書に『蔵を継ぐ』(双葉社)。ただいま、二作目の日本酒本を執筆中。