
余熱で火を通した鶏もも肉は、極上のしっとり感!刻んだ高菜漬けに花椒をきかせた爽やかでしびれるタレはもう、これだけでやみつきになります。開放感たっぷりの外で飲むお酒、味わうごはんは気持ちいいし、美味しいですよね。そんな「外ごはん」のために、東京・清澄白河の中華「O2」の大津光太郎さんが本気で考えた、オープンエアな美味レシピをご紹介します!
鶏肉を巻くことで厚みが均一になり、火の通りも均一に。味の決め手となるタレはヤーツァイという四川省の漬物の代わりに、高菜漬けを使う。また、旨味が溶けだしたゆで汁はスープに活用しよう。
| 鶏もも肉 | 1枚 |
|---|---|
| 塩 | 鶏もも肉の重量の1% |
| パクチー | 適量(葉) |
| ★ [タレ] | |
| ・ 長ねぎ | 25g(みじん切り) |
| ・ 高菜漬け | 20g(みじん切り) |
| ・ 白煎り胡麻 | 5g |
| ・ 醤油 | 大さじ2 |
| ・ 黒酢 | 大さじ1 |
| ・ 老酒 | 小さじ2 |
| ・ 胡麻油 | 小さじ2 |
| ・ ラー油 | 小さじ4 |
| ・ 花椒 | 2g(粉) |
鶏肉の両面に塩をふり、手で押さえてよくもみ込む。

ラップを敷き、鶏肉の皮目を下にして置き、手前から巻く。空気が入らないように包みながら巻いて、両端をキャンディのように捻る。さらに上からアルミホイルでも巻いて、両端をさらにしっかり捻る。火が通りやすいように、竹串で8ヶ所ほど刺す。


鍋に1Lの湯を沸かし、沸騰したら鶏肉を入れて沈め、3分ほど中火でそのままゆでたら火を止める。蓋をして30分ほどおき、余熱で火を通す。

その間に[タレ]の材料を混ぜ合わせておく。
3の鶏肉に火が通ったら取り出し、氷水に沈めて急冷する。芯まで冷えたらアルミホイルとラップをはずし、厚さ1cmに切る。器に盛り、4のタレをかけ、パクチーを飾る。



中国料理の名店「トゥーランドット臥龍居」で研鑽を積み、2018年、東京・清澄白河に開業。
この記事は「dancyu アウトドアクッキング 外でもおいしく!」に掲載したものです。

写真:キッチンミノル 構成:編集部