甘酸っぱくてビールに合う"カオマンガイ風ツナサンド"

“カオマンガイ風ツナサンド”のつくり方

「ツナは水気を絞りすぎないように。水分があることで焼き上げるときに蒸し焼きのように熱を入れられます」。そうアドバイスしてくれた大林さんがツナにおいてことに気を配るのは、平坦な味にならず、食感に変化をつけること。
パンに散らしたパクチーが香り、ベースのパンにのせたザクザクの生姜が口中で入り交じる食感も楽しいホットサンドだ。カオマンガイ風ツナサンドは、ツナを鶏肉に見立てる。ツナの変幻自在ぶり、ホットサンドらしからぬ多様な食感にブラボー！

キハダマグロと天然水だけでつくったシーチキンで、油・食塩・食品添加物は不使用。細かなフレーク形状。

1パンにスイートチリソースを塗る

ベースのパンとフタのパンの片面にスイートチリソースを塗る。

2具を盛る

きゅうりと生姜をみじん切りにし、ベースのパンに軽く水気をきったツナをのせる。その上にきゅうり、生姜をのせる。

ベースのパン。粗みじん切りのザクザク食感が愉しい！

フタのパン。一気にタイ風！

3焼く

フタのパンにちぎったパクチーを散らし、1にかぶせて焼く。

甘酸っぱいソースとみずみずしいきゅうりが冴え、おつまみにも。3つ切りでフィンガーフード的に。ビールによく合います。

教える人

大林千茱萸　「ホットサンド倶楽部」部長

フランス料理と国際儀礼のテーブルマナー講師。映画監督・大林宣彦氏を父にもち、自身も映画『100年ごはん』を監督・脚本。著書に『こんがり！ホットサンドレシピ100』、『ホットサンド倶楽部』（ともにシンコーミュージック・エンタテインメント）など。

技あり！dancyu　缶詰

A4変型判（96頁）
2020年10月13日発売／800円（税抜き）

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沼 由美子 （ライター・編集者）

横浜生まれ。バー巡りがライフワーク。とくに日本のバー文化の黎明期を支えてきた“おじいさんバーテンダー”にシビれる。醸造酒、蒸留酒も共に愛しており、フルーツブランデーに関しては東欧、フランス・アルザスの蒸留所を訪ねるほど惹かれている。最近は、まわれどまわれどその魅力が尽きることのない懐深き街、浅草を探訪する日々。

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