「赤坂璃宮」譚 彦彬さんに習う鶏肉レシピ
さっぱり軽やかな"鶏むね肉と生姜の炒め"

さっぱり軽やかな"鶏むね肉と生姜の炒め"

あっさりしているのに、旨味はしっかり。生姜の爽やかな香りが鼻に抜ける軽快な一品です。「赤坂璃宮」のオーナーシェフ、譚 彦彬さんに鶏肉のポテンシャルを生かしたレシピを教えてもらいました。

“鶏むね肉と生姜の炒め”のつくり方

薄くそぎ切りにしたむね肉は、しっかり味がしみて食べごたえあり。生姜の爽やかな辛味が食欲をそそる。さらりと軽やかな仕上がりで、酒の友にもぴったりだ。

材料材料 (3~4人分)

鶏むね肉150g
生姜40g
にんじん20g
アスパラガス1本
しめじ30g
長ねぎ10g
A 鶏むね肉の下味
・ 卵4g
・ 胡椒少々
・ 醤油3g
・ 片栗粉3g
・ ピーナッツ油13g(サラダ油でも可)
紹興酒大さじ1
B 合わせ調味料
・ 中華スープ15g(*)
・ 酢8g
・ 塩0.5g
・ 胡椒少々
・ 砂糖2g
・ 片栗粉少々
胡麻油少々

*中華スープは、市販の顆粒スープの素を湯で溶いたものでOK。

1下ごしらえ

鶏肉、生姜、にんじんはそれぞれ薄いそぎ切りに、アスパラ、ねぎは斜め切りにする。しめじは石突きを取る。

下ごしらえ

2下味をつける

ボウルに鶏肉、Aの材料をすべて入れ、しっかり混ぜ合わせる。

下味をつける

3調味料を混ぜ合わせる

Bの合わせ調味料を混ぜ合わせておく。

調味料を混ぜ合わせる

4野菜を湯がく

沸騰した湯300ml(材料外)に塩5 g(分量外)、油10g(材料外)を加え、にんじん、アスパラ、しめじを入れてひと煮立ちさせ、ザルで水気をきる。

野菜を湯がく

5油通しする

中華鍋に油大さじ2(材料外)をよく熱し、2 を油通しする。8割方火が通ったらザルにあげて油をきる。

油通しする

6ねぎと生姜を炒める

中華鍋に残った油でねぎと生姜を炒めて香りを出す。

ねぎと生姜を炒める

7仕上げ

4の野菜と油通しした鶏肉を入れ、紹興酒、3の合わせ調味料を加えて炒め合わせ、さらに胡麻油を加えて火を止め、皿に盛る。

仕上げ
鶏肉と下味の調味料は、粘りが出るまでよく混ぜよう。野菜類は、塩と油を入れた湯で湯通しして水っぽくなるのを防ぐ。野菜の湯通しと、鶏肉の油通しは、仕上がりに差が出るので、ぜひ。
完成

教える人

譚 彦彬

「赤坂璃宮」総料理長。1996年よりオーナーシェフとして同店に参画。

店舗情報店舗情報

赤坂璃宮 赤坂本店
  • 【住所】東京都港区赤坂5‐3‐1 赤坂Bizタワーatrium2階
  • 【電話番号】03‐5570‐9323
  • 【営業時間】平日11:30~14:30(L.O.)、17:00~22:00(L.O.) 土日祝~16:00(L.O.)、16:00~21:00(L.O.)
  • 【定休日】無休
  • 【アクセス】東京メトロ「赤坂駅」より1分

取材:風来 青 写真:キッチンミノル

この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 鶏肉料理もも・むね・ささみクッキング」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ 鶏料理もも・むね・ささみクッキング
A4変型判(120頁)
2022年2月21日発売 880円(税込み)