仕上げの胡麻とラー油でボンゴレが驚きの担々味に!料理研究家の今井亮さんに、中華料理のエッセンスと技を加えた、迫力のある春の大皿料理を習いました。
器に盛るまではイタリアンのボンゴレなのに、最後のすり胡麻とラー油で、お箸で食べるのが似合う中華味に!あさりの旨味と菜の花のほろ苦さが春の味です。
スパゲッティ | 160g |
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あさり | 200g |
菜の花 | 100g |
にんにく | 1片分(みじん切り) |
オリーブオイル | 大さじ1 |
酒 | 1/4カップ |
水 | 1/4カップ |
塩 | 適量 |
白すり胡麻 | 大さじ4 |
ラー油 | 適量 |
菜の花は葉と茎に分ける。茎は長さを半分に切り、太いものは縦半分に切る。
フライパンににんにく、オリーブオイルを中火で熱し、香りが立ったらあさり、酒、水を加えて蓋をする。口が開いたらあさりを取り出す。
鍋に湯を沸かし、1を30秒ゆでて取り出す。続けて同じ湯に、湯量の1%程度の塩を入れてからスパゲッティを表示時間より1分短くゆでる。
3のスパゲッティを2のフライパンに加える。同時にゆで汁も1/4カップほど加えて、フライパンの水分をスパゲッティに吸わせるように1分炒め合わせる。
塩少々で味をととのえたら、あさり、菜の花を入れてさっと合わせて器に盛る。すり胡麻、ラー油をかけていただく。
1986年生まれ。京都府京丹後市出身。日本海に面した地域で生まれ、大自然と大家族の中で育つ。京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。フードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。料理教室『亮飯店』主宰。著書に『美酒佳肴 中華つまみ』。
文:椙下晴子 写真:田村昌裕
この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。