春の定番おかず&副菜レシピ
味噌のコクが好相性!"茶碗蒸し肉味噌のせ"

味噌のコクが好相性!"茶碗蒸し肉味噌のせ"

だし汁のきいたなめらかな茶碗蒸しに肉味噌のコクがプラスされ、より濃厚な味わいに。心もうきうき、何か新しいことを始めたくなる春にぴったりの定番料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“茶碗蒸し肉味噌のせ”のつくり方

万が一「す」が入っても肉味噌をのせてしまえばまったく気になりません!ボリュームもアップ。肉味噌はご飯にのせたり、野菜や豆腐に合わせても。つくりおきするのもおすすめ。

材料材料 (4人分)

★ 卵液
・ 卵3個
・ だし汁450ml
・ 塩小さじ1/5
★ 肉味噌
・ 鶏挽き肉100g
・ サラダ油小さじ1
・ 長ねぎ大さじ3(みじん切り)
・ 生姜少々(すりおろし)
・ 味噌大さじ1と1/2
・ 酒大さじ1
小ねぎ少々(小口切り)

1肉味噌をつくる

小鍋にサラダ油を熱して挽き肉を入れ、弱めの中火で炒める。肉の色が変わったら、ねぎ、生姜を加えて炒め、残りの調味料を加えて汁気を少しとばしながら弱火で炒め煮にする。

2卵液をつくる

ボウルに卵を割りほぐし、だし汁に塩を加え混ぜて塩を溶かし、万能こし器でこす。

3蒸す

器に卵液を注ぎ、表面に泡があるときはスプーンで取り除く。蒸気の上がった蒸し器に入れ、蓋をして中火で3分、弱火にして12~15分蒸し、中心に竹串を刺してみて、透き通った汁が出てくれば蒸し上がり。肉味噌をのせて小ねぎを散らす。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

構成:中村裕子 写真:原ヒデトシ

この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「春のキッチン」
四季dancyu「春のキッチン」
A4変型判(120頁)
2021年3月13日発売/1100円(税込み)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。