納豆、白菜に塩昆布と旨味をたっぷり含んだ材料をつかった炒飯です。白菜の外葉の食感も心地よく、満足感も満点です!寒さが深まり、畑に霜がおり始めると、冬の野菜は甘味を増します。夏に比べると地味な印象の冬野菜ですが、穏やかで、じんわりとした美味しさが楽しめます。そんな野菜の息吹が感じられる、魅力にあふれる野菜料理を料理研究家の植松良枝さんに教えてもらいました。
白菜の外葉の濃いグリーンの部分を捨てずに青菜風に活用したレシピです。塩昆布の味つけがよく合います。納豆に卵も加えて食べごたえも十分。
温かいご飯 | 茶碗2杯分(約300g) |
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白菜 | 120g(外葉の緑色の部分) |
納豆 | 50~60g |
塩昆布 | 12g |
溶き卵 | 2個分 |
長ねぎ | 12cm分(みじん切り) |
生姜 | 1片分(みじん切り) |
胡麻油 | 大さじ2 |
醤油 | 小さじ1と1/2 |
白菜は2~3cm四方に切る。塩昆布は長ければ半分に切る。
熱したフライパンに胡麻油をひき、ねぎ、生姜、納豆を入れ、納豆から香ばしい香りが出てくるまで2~3分しっかりと炒め、白菜を加えて少ししんなりするまで炒める。
2の具をフライパンの端に寄せ、空いたスペースに溶き卵を入れ、その上にご飯をのせ、強火で卵とご飯をなじませながら炒める。
ご飯がパラパラになるまで炒め、塩昆布と醤油を加えて全体を混ぜる。
料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。
文:中村裕子 写真:野口健志
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。