白菜の硬い芯をいかした一品です。サクッとした心地よい食感と、白飯と合うからし醤油の味付けは病みつきになります。寒さが深まり、畑に霜がおり始めると、冬の野菜は甘味を増します。夏に比べると地味な印象の冬野菜ですが、穏やかで、じんわりとした美味しさが楽しめます。そんな野菜の息吹が感じられる、魅力にあふれる野菜料理を料理研究家の植松良枝さんに教えてもらいました。
白菜の芯の部分のみを使った白い炒め物。甘味のある芯は、きりっとしたからし醤油の味つけと好相性です。
豚挽き肉でボリュームアップ。辛味は好みで加減してください。
白菜 | 300g(芯のみ) |
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豚挽き肉 | 160g |
赤ピーマン | 1個 |
胡麻油 | 大さじ2 |
A | |
・ にんにく | 1片分(みじん切り) |
・ 生姜 | 1片分(みじん切り) |
・ 玉ねぎ | 大さじ3(みじん切り) |
★ からし醤油 | (混ぜ合わせる) |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 酢 | 大さじ2 |
・ 練りがらし | 小さじ2~大さじ1 |
粗挽き黒胡椒 | 適量 |
白菜は長さ6~7cm、幅7mmの細切りにする。赤ピーマンはへたと種をはずして幅5mmの細切りにする。
熱した中華鍋またはフライパンに胡麻油をひき、Aを炒め、玉ねぎが透き通ってきたら挽き肉を加えてパチパチと音がするまで炒め、赤ピーマンを加えて炒め合わせる。
白菜を加えて全体を炒め合わせ、からし醤油を加えて汁気がなくなるまで炒める。器に盛り、粗挽き黒胡椒をふる。
料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。
文:中村裕子 写真:野口健志
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。