メインのおかずを小さなフライパンひとつで!
生姜が爽やかに香る"鶏となすの重ね蒸し"

生姜が爽やかに香る"鶏となすの重ね蒸し"

白いご飯がとまらなくなる絶品おかずです!実は、小さなフライパンは蒸し煮、蒸し焼きが得意。ピチリ、と蓋をして加熱するだけ。狭い空間で効率よく蒸気が回るから火の通りは抜群。素材の水分をフルに利用して、栄養も逃さずに。肉や魚+野菜。栄養バランスも最高!蒸し焼きが超クイックに出来上がります。人気料理研究家の大庭英子さんに、フライパンひとつでできるメインになるおかずを習いました。

“鶏となすの重ね蒸し”のつくり方

色は地味ですが、十分すぎるくらいの旨味が自慢の一品。味噌味はご飯がすすみます。均一に熱が入るよう、鶏肉は室温に戻しておくことがポイントです。

材料材料 (2人分)

なす3個
鶏もも肉1枚(250g)
★ 下味用
・ 味噌大さじ2
・ 生姜小さじ1(すりおろし)
・ 酒大さじ1
・ 胡椒少々
・ 胡麻油大さじ1/2
サラダ油大さじ1/2

1鶏肉の下ごしらえ

鶏肉は室温にもどして約2cmの角切りにしてボウルに入れ、下味用の材料を加えて手でもみ込む。

2なすの下ごしらえ

なすはへたを切り落としてピ ーラーで縦3本ほどむき、厚さ2.5cmの輪切りにする。

3蒸し焼きにする

フライパンの底面全体にサラダ油を塗り、なすの切り口を上下にして並べ、鶏肉をのせる。蓋をして中火にかけ、煮たってきたら弱火にして10~12分蒸し煮する。なすがやわらかくな ったら全体を混ぜて器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「春の台所。」
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ISBN:9784833478588
2020年03月14日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。