にんにくと赤唐辛子が効いた、ガツンと美味しい一品です。柔らかな春キャベツを使ってつくるのがお薦めです。実は、小さなフライパンは蒸し煮、蒸し焼きが得意。ピチリ、と蓋をして加熱するだけ。狭い空間で効率よく蒸気が回るから火の通りは抜群。素材の水分をフルに利用して、栄養も逃さずに。肉や魚+野菜。栄養バランスも最高!蒸し焼きが超クイックに出来上がります。人気料理研究家の大庭英子さんに、フライパンひとつでできるメインになるおかずを習いました。
ほどよく脂がのったメカジキはとろけるおいしさ。旨味を吸ったキャベツも絶品。にんにく、赤唐辛子、ナムプラーでエスニックの味わいに。
キャベツ | 250g |
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メカジキ | 2切れ(160g) |
★ 下味用 | |
酒 | 大さじ1 |
ナムプラー | 大さじ1 |
にんにく | 1/2片分(薄切り) |
赤唐辛子 | 1/2本分(小口切り) |
胡麻油 | 大さじ1 |
キャベツは幅1.5cmに切る。
メカジキは幅8mmに切ってボウルに入れ、下味用の材料を順に加えて混ぜる。
フライパンにキャベツを敷いて2を広げながら汁ごとのせる。蓋をして中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして7~8分蒸す。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。