さば缶を使って、パパッとおかずを仕上げましょう!実は、小さなフライパンは蒸し煮、蒸し焼きが得意。ピチリ、と蓋をして加熱するだけ。狭い空間で効率よく蒸気が回るから火の通りは抜群。素材の水分をフルに利用して、栄養も逃さずに。肉や魚+野菜。栄養バランスも最高!蒸し焼きが超クイックに出来上がります。人気料理研究家の大庭英子さんに、フライパンひとつでできるメインになるおかずを習いました。
さば缶は「醤油味」のものを使えば調味する手間が省けます。時間がないときでも、10分でメインディッシュの出来上がり。小さなフライパンが効率よく火を通してくれます。
青梗菜 | 2株 |
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さば | 1缶(缶詰・醤油味) |
生姜 | 1片分(せん切り) |
酒 | 大さじ1 |
チンゲン菜は長さを半分に切り、根元の部分は縦4等分に切る。
フライパンにチンゲン菜の根元を放射状に置き、葉の部分を中心にのせる。さばは大きくほぐしてチンゲン菜の上にのせ、生姜を散らし、缶汁をかけて酒をふる。
蓋をして中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして8~10分、チンゲン菜がしんなりするまで蒸し煮して蒸し汁ごと器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。