白身の旨味を吸った椎茸が、じんわり旨い。実は、小さなフライパンは蒸し煮、蒸し焼きが得意。ピチリ、と蓋をして加熱するだけ。狭い空間で効率よく蒸気が回るから火の通りは抜群。素材の水分をフルに利用して、栄養も逃さずに。肉や魚+野菜。栄養バランスも最高!蒸し焼きが超クイックに出来上がります。人気料理研究家の大庭英子さんに、フライパンひとつでできるメインになるおかずを習いました。
椎茸の水分を利用して蒸し煮にするから、フライパンの蓋をあけるといい香りが立ち上ります。粒マスタードで味のアクセント。柚子胡椒でピリリと仕上げても。
生椎茸 | 大6個 |
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白身魚 | 160g |
玉ねぎ | 大さじ2(みじん切り) |
調味料 | |
・ 白ワイン | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 胡椒 | 少々 |
小麦粉 | 少々 |
粒マスタード | 大さじ1 |
生椎茸は軸を切り落とす。
白身魚は8mm角に切ってボウルに入れ、玉ねぎ、調味料を加えて混ぜる。
生椎茸の内側に小麦粉を薄くふって2 を均等にのせ、粒マスタードをそれぞれに塗ってフライパンに並べ入れる。
蓋をして中火にかけ、温まったら弱火にして6~8分蒸す。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。