メインのおかずを小さなフライパンひとつで!
粒マスタードの酸味がアクセントの"椎茸と白身の重ね蒸し"

粒マスタードの酸味がアクセントの"椎茸と白身の重ね蒸し"

白身の旨味を吸った椎茸が、じんわり旨い。実は、小さなフライパンは蒸し煮、蒸し焼きが得意。ピチリ、と蓋をして加熱するだけ。狭い空間で効率よく蒸気が回るから火の通りは抜群。素材の水分をフルに利用して、栄養も逃さずに。肉や魚+野菜。栄養バランスも最高!蒸し焼きが超クイックに出来上がります。人気料理研究家の大庭英子さんに、フライパンひとつでできるメインになるおかずを習いました。

“椎茸と白身の重ね蒸し”のつくり方

椎茸の水分を利用して蒸し煮にするから、フライパンの蓋をあけるといい香りが立ち上ります。粒マスタードで味のアクセント。柚子胡椒でピリリと仕上げても。

材料材料 (2人分)

生椎茸大6個
白身魚160g
玉ねぎ大さじ2(みじん切り)
調味料
・ 白ワイン大さじ1
・ 塩小さじ1/4
・ 胡椒少々
小麦粉少々
粒マスタード大さじ1

1椎茸の下ごしらえ

生椎茸は軸を切り落とす。

2白身魚の下ごしらえ

白身魚は8mm角に切ってボウルに入れ、玉ねぎ、調味料を加えて混ぜる。

3フライパンの上で重ねる

生椎茸の内側に小麦粉を薄くふって2 を均等にのせ、粒マスタードをそれぞれに塗ってフライパンに並べ入れる。

4蒸し焼きにする

蓋をして中火にかけ、温まったら弱火にして6~8分蒸す。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。

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ISBN:9784833478588
2020年03月14日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。