半分はお豆腐でとってもヘルシーなのに、ボリュームがあるので食べごたえがある嬉しいおかずです。実は、小さなフライパンは蒸し煮、蒸し焼きが得意。ピチリ、と蓋をして加熱するだけ。狭い空間で効率よく蒸気が回るから火の通りは抜群。素材の水分をフルに利用して、栄養も逃さずに。肉や魚+野菜。栄養バランスも最高!蒸し焼きが超クイックに出来上がります。人気料理研究家の大庭英子さんに、フライパンひとつでできるメインになるおかずを習いました。
くずした豆腐に味をつけた挽き肉を重ねて加熱。挽き肉の旨味が豆腐にしみ込んで無駄なくおいしく出来上がります。あっさりしていながら食べごたえは十分です。
木綿豆腐 | 1丁(300g) |
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★ 挽き肉だね | |
・ 鶏挽き肉 | 200g |
・ 長ねぎ | 大さじ3(みじん切り) |
・ 生姜 | 小さじ1/2(すりおろし) |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 塩 | 少々 |
・ 片栗粉 | 大さじ1/2 |
・ 水 | 大さじ2 |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
わけぎ | 1本分(小口切り) |
ポン酢醤油 | 適量 |
ボウルに豆腐を入れて手で細かくつぶす。
別のボウルに挽き肉だねの材料をすべて入れ、手で粘りが出るまでよく混ぜる。
フライパンの底面全体にサラダ油を塗り、豆腐を薄くのばしてその上に挽き肉だねを重ねる。
蓋をして中火にかけ、3分ほど蒸し焼きにし、弱火にしてさらに12~15分蒸し焼きにする。器に盛ってわけぎを散らし、ポン酢醤油をかける。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。