dancyu本誌から
【至福の酒肴盛りをつくろう③】視覚、嗅覚、味覚にガツンと訴えかける"海老芋の磯辺揚げ"

【至福の酒肴盛りをつくろう③】視覚、嗅覚、味覚にガツンと訴えかける"海老芋の磯辺揚げ"

荻窪の名居酒屋「酒と肴 ててて」には、呑んべえ垂涎の名物がある。それが、写真の「酒肴盛り」。仕込んでおけば、家でも連日極上の酒宴が楽しめる、5品の佳肴レシピを教えていただいた。本記事は「日本酒dancyu vol.1」(2025年2月6日発売)から特別公開中。

日本酒dancyu vol.3 発売間近!

2026年2月5日に発売を予定している「日本酒dancyu vol.3」。
その発売にさきがけ、2025年に発売した「日本酒dancyu vol.1 ゴールデンエイジの日本酒」から、記事を一部抜粋してお届けします。

2月5日発売! 日本酒dancyu vol.3
2月5日発売! 日本酒dancyu vol.3
日本酒dancyu vol.3「出会えてよかった!心ふるえる酒」特集、好評発売中! 酒のプロや愛飲家が個人的に惚れ込みつい熱く語ってしまう「人に教えたくなる酒」ほか、2026年に飲んでおくべき日本酒がわかる、とっておきの情報をお届けします。

A4変型判(160頁)
2026年2月5日発売/1,800円(税込)

海老芋の磯辺揚げのつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

海老芋4個(440g)
A
・ だし汁
・ 薄口醤油大さじ2
・ 味醂大さじ2
・ 砂糖大さじ2
★ 衣
・ 小麦粉適量
・ 卵白1個分(溶きほぐす)
・ あおさ粉適量
揚げ油適量
適量

●保存方法: 海老芋の煮物(2の状態)を清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存。
●保存期間:約3日。

1海老芋を下ゆでする

海老芋は上下を切り落として皮を厚めにむき、縦半分に切る。鍋に入れ、米の研ぎ汁(分量外)をかぶる程度注ぎ、強火にかける。煮立ったら火を弱めて落とし蓋をし、竹串がすっと通るまで15~20分ゆでて水気をきる。
※米の研ぎ汁でゆでるのは、海老芋のぬめりとアクが取れるから。なければ湯に米適量を入れてもよい。

海老芋を下ゆでする

2老芋を煮る

鍋にAを入れて強火にかけ、煮立ったら1の海老芋を入れて落とし蓋をし、弱火にして20分ほど煮る。火を止めてそのまま置き、冷ましながら味を含ませる。

老芋を煮る

3衣をつけて揚げる

2の海老芋の汁気を拭き、満遍なく小麦粉をまぶす。しっかり溶きほぐした卵白をからめて、あおさ粉を表面にまぶす。たっぷりの揚げ油を170℃に熱して海老芋を入れ、途中で上下を返し、カリッとするまで3~4分揚げる。器に盛り、塩を添える。
※残った卵黄は卵かけご飯や味噌汁に。店ではマヨネーズや黄身酢などに利用している。

完成
苔のようなビジュアルに磯の香り。ねっとり海老芋とサクサク衣との食感のギャップも鮮烈。

文:佐々木香織 撮影:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。