創刊35周年!名酒場の感動レシピ
【名酒場の殿堂つまみ】江戸時代の花魁の名前を冠した、素朴だけど燗酒にしみじみ合う「にほん酒や」の浦里レシピ

【名酒場の殿堂つまみ】江戸時代の花魁の名前を冠した、素朴だけど燗酒にしみじみ合う「にほん酒や」の浦里レシピ

2026年冬号「名酒場の感動つまみ」特集で、もしもdancyuがこれまで掲載したレシピから選りすぐりのつまみを出す最高の酒場を開いたらーー。そんな妄想から生まれた企画が、“dancyu夢酒場”!今回は、燗酒党がこぞって足を運ぶ「にほん酒や」の浦里(うらさと)レシピをご紹介。

日本酒も料理も佇まいも熟成された魅力を放つ

燗酒党が「お燗を呑むならここ」と口を揃える名酒場。自家熟成の生酒から古酒まで、他店では呑めない燗推しのお宝がずらり。
料理も燗番もこなす高谷謙一さんの粋な酒肴が、これまた絶品揃いだ。江戸料理にヒントを得た定番の“浦里”以外にも、発酵肉や熟成魚で仕立てる発酵系の傑作つまみが酒を呼んで止まらない。

店主の高谷謙一さん
店主の高谷謙一さん。2009年に店を開いた。ビギナーからコアな日本酒好きまで、今も20代から70代後半まで幅広い客が訪れる。

材料材料 (つくりやすい分量)

大根1本
大葉7~8枚
鰹節10~20g
梅干し3~4個(白干し)
適量

1

大根はピーラーで皮をむく(a)。鬼おろしで繊維を断つように、大根を回転させながら力をおろす。粗く、不揃いな状態におろすことで飽きない食感に。

大根はピーラーで皮をむく

2

塩をふって、全体をもむようにしてよくなじませ、20~30分ほど置く。

塩をふって、全体をもむようにしてよくなじませ、20~30分ほど置く。

3

全体にしっとりと水が浮き始めたら、手のひらでギュッと握るようにして絞る(b)。冬の大根は水気が多いのできつめに。

手のひらでギュッと握るようにして絞る

4

大葉は横に細いせん切りにする。梅干しは種を除いて叩く。

大葉は横に細いせん切りにする。梅干しは種を除いて叩く。

5

3の大根に4、鰹節を加えて和える。味をみて、夏場など大根が辛ければ砂糖を適宜加える。

3の大根に4、鰹節を加えて和える。味をみて、夏場など大根が辛ければ砂糖を適宜加える。

6

味がなじむまで少し置けば完成。材料の分量は季節や食材の具合によって自由に調整するとよい。

味がなじむまで少し置けば完成。材料の分量は季節や食材の具合によって自由に調整するとよい。
完成
遡ること江戸時代。かの名花魁・浦里から名前を付けられた名酒肴。大根の旨味や塩気、鰹節の香味、梅干しの酸味が重なり合い、しみじみ旨い。「東京で店をやるからには」と、開店当初からひっそりと品書きに載せてきたメニュー。季節で変わる大根の味に合わせて仕事を変えるなど、細かな調整の塩梅が重要だ。
26年冬号「名酒場の感動つまみ」
dancyu2026年冬号の特集は、創刊35年記念レシピ特集「名酒場の感動つまみ」。『フロリレージュ』川手シェフの俺酒場のほか、全73皿の感動つまみレシピを紹介しています。

dancyu2026年冬号
A4変型判(168頁)
2025年12月5日発売/1,500円(税込)

店舗情報店舗情報

にほん酒や
  • 【住所】東京都武蔵野市吉祥寺本町2‐7‐13 レディーバードビル101
  • 【電話番号】0422‐20‐1722
  • 【営業時間】(平日)17:00〜22:00、(土日祝)13:00〜21:00
  • 【定休日】木曜・不定休
  • 【アクセス】JR中央線「吉祥寺駅」より徒歩7分

撮影:木村 拓