台湾の絶品おうちごはんレシピ
【白胡椒を多めに入れるのが台湾スタイル】心身にしみわたる「あさりのスープ」

【白胡椒を多めに入れるのが台湾スタイル】心身にしみわたる「あさりのスープ」

あさりの滋味あふれる体の隅々まで行き渡るような、体に優しいスープです。残ったスープに春雨を入れるのもお薦め!ご飯との相性が抜群の台湾の家庭料理、家常菜(ジャーチャンツァイ)を台湾料理に詳しい料理研究家の沼口ゆきさんに教えてもらいました。

“あさりのスープ”のつくり方

材料材料 (2人分)

あさり250g(砂出しする)
生姜1/2~1片
大さじ1
2と1/2カップ
少々
白胡椒少々

1下ごしらえ

あさりは殻をこすり合わせてよく洗う。生姜は皮をむいてごく細いせん切りにする。

2煮る

鍋に① 、酒、水を入れて蓋をし、中火にかける。あさりの口が開いたら、塩、胡椒で味を調える。

煮る
味つけは塩と胡椒。胡椒は白胡椒を多めに入れるのが台湾スタイル。
完成
残ったスープに春雨を入れてもおいしい。

教える人

沼口ゆき 料理研究家

ル・コルドン・ブルー東京校、リッツ・エスコフィエ・パリ料理学校等で料理と製菓を学び、料理研究家・有元葉子氏に約8年師事した後、独立。台湾料理のおいしさに魅了されて留学したのをきっかけに、飲食店のアドバイザーなどを現地でスタートさせ、東京と台湾・新竹で料理の仕事に携わっている。著書に『台湾調味料 いただきます手帖』(誠文堂新光社)、『初めてなのに現地味 おうち台湾菜』(主婦の友社)などがある。

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:松原京子 写真:木村 拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。