
自家製のねぎ油だれで楽しむ、超シンプルな一品。麺はそうめんや冷や麦、稲庭うどんなど、細めのものがよく合います。麺をゆでたらすぐにたれと混ぜて、すぐに食べる。これが最大のポイントです。ご飯との相性が抜群の台湾の家庭料理、家常菜(ジャーチャンツァイ)を台湾料理に詳しい料理研究家の沼口ゆきさんに教えてもらいました。
そうめん | 150g |
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ねぎ油だれ | 大さじ3 |
小ねぎ | 適量(小口切り) |
★ ねぎ油だれ | |
・ 小ねぎ | 1/2束(青い部分) |
・ 太白胡麻油 | 大さじ6 |
・ 醤油 | 大さじ3 |
・ オイスターソース | 大さじ1と1/2 |
・ 砂糖 | 大さじ1と1/2 |
・ 黒酢 | 大さじ1 |
小ねぎは長さ4cmに切り、太白胡麻油とともに深めのフライパンに入れ、弱〜中火でじっくりと火を通す。
ねぎが黒くなり、ねぎの香りが十分に油に移ったら、網じゃくしなどで取り除く。
②の油に醤油、オイスターソース、砂糖、黒酢を加え、ひと煮立ちさせて火を止める。冷めたら保存容器に移し、一晩置く。2週間ほど冷蔵保存可。
器を2個用意し、ねぎ油だれを半量ずつ入れておく。
そうめんはたっぷりの熱湯で袋の表示通りゆでる。ゆで上がったら、ゆで汁を大さじ1と1/2ずつ器に加えて混ぜる。
そうめんの湯をきって⑤の器に入れ、ねぎを加え、すぐに混ぜ合わせる。
ル・コルドン・ブルー東京校、リッツ・エスコフィエ・パリ料理学校等で料理と製菓を学び、料理研究家・有元葉子氏に約8年師事した後、独立。台湾料理のおいしさに魅了されて留学したのをきっかけに、飲食店のアドバイザーなどを現地でスタートさせ、東京と台湾・新竹で料理の仕事に携わっている。著書に『台湾調味料 いただきます手帖』(誠文堂新光社)、『初めてなのに現地味 おうち台湾菜』(主婦の友社)などがある。
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓