体が喜ぶ、発酵ごはん
毎日のサラダ代わりになる"糠漬け"

毎日のサラダ代わりになる"糠漬け"

まずは定番の旬の野菜を漬けましょう。冬なら大根、にんじん、かぶなど。かぼちゃやアボカドも生のまま漬けられます。また、野菜だけでなく、りんごなどの果物やドライフルーツの糠漬けも美味。ワインや日本酒を呼ぶ味です!体がホッとする発酵食品を取り入れたレシピを、料理研究家の真藤舞衣子さんに教えてもらいました。

“糠漬け”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

糠床ほうろう容器など1つ分(※)
好みの野菜、果物、ドライフルーツなど適量

1一般的な野菜を漬ける

皮をむき、全体に薄く塩(分量外)をふってから糠床に入れる。固めの野菜は小さめに、柔らかいものは大きめに切ると漬け上がる時間が調整できる。漬け込み目安は冷蔵庫で10〜14時間。何度か漬けてみて、自分の好みの切り方や漬け方を調整する。

2一般的な果物を漬ける

果物は比較的、短時間で漬けてフレッシュな風味を残したほうが美味。目安は5〜6時間。りんごなら皮が付いたまま1/6のくし形切りにして種を取って漬け込む。

3アボカドを漬ける

固めのものを選び、種と皮を取って半分に切って漬け込む。時間の目安は10〜14時間。

4ドライフルーツを漬ける

そのまま漬ければOK。目安は5〜6時間。干しいちじくや干しあんずを漬けて、糠を残したまま出すと、日本酒やワインとの相性がグッとよくなる。

5うずらの卵を漬ける

うずらの卵もお薦め。水煮のうずらの卵を5〜6時間漬ける。

完成
旬のものを一番おいしく手軽に食べられるのが、糠漬け。実は意外な食材も糠漬けにするとおいしいので、ぜひ気分を新たに挑戦してみてください。

教える人

真藤舞衣子 料理研究家

真藤舞衣子 料理研究家

会社員を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:柿本礼子 写真:山田薫