家どんぶりのおいしい基本
豆の発酵調味料が味に深みを持たせる"麻婆豆腐丼"

豆の発酵調味料が味に深みを持たせる"麻婆豆腐丼"

味の決め手は、豆豉、豆板醤、醤油など豆の発酵由来の調味料。このたれが豆腐と出合うとき、ご飯が後に続いて胃袋を満たしてくれます。簡単、おいしい、栄養たっぷりのどんぶりレシピを料理研究家の田口成子さんに教えてもらいました。

“麻婆豆腐丼”のつくり方

材料材料 (2人分)

木綿豆腐1丁(300g)
豚挽き肉100g
にんにく1片
生姜1片
長ねぎ10cm(20g)
サラダ油小さじ2
胡麻油小さじ2
豆鼓小さじ1
花椒小さじ1
豆板醤小さじ1と1/2
★ 合わせ調味料
・ 醤油大さじ1強
・ 砂糖小さじ1
・ 水1カップ
★ 水溶き片栗粉(混ぜ合わせる)
・ 片栗粉小さじ1と1/2
・ 水小さじ1と1/2
温かいご飯2人分

1豆腐をカットする

木綿豆腐は2cm角に切る。

豆腐をカットする

2豆腐をゆでる

鍋に湯を沸かし、豆腐をひと煮立ちさせる。豆腐がくずれないように網じゃくしなどですくってザルにあげ、水気をきる。

豆腐をゆでる
豆腐は炒めたときに水が出ないように、グラッと煮立つまで火を通しておきます。

3香味材料をカットする

にんにく、生姜、長ねぎはみじん切りにする。豆鼓は粗く刻む。

香味材料をカットする

4合わせ調味料をつくる

調味料を混ぜ合わせる。

合わせ調味料をつくる

5挽き肉を炒める

フライパンにサラダ油と胡麻油を熱し、挽き肉を中火で炒める。

挽き肉を炒める

6花椒を加える

ポロポロになったら、にんにく、生姜、豆鼓、花椒、豆板醤を加えて炒める。

花椒を加える
ねぎ以外の香味野菜、豆鼓、花椒、豆板醤は焦げつきやすいので、肉を炒めてから加えるのがおすすめです。

7合わせ調味料を加える

合わせ調味料を加えて煮る。

合わせ調味料を加える

8豆腐を加える

煮立ってきたら、豆腐を加えて、5~6分煮る。

豆腐を加える

9水溶き片栗粉を加える

水溶き片栗粉を回し入れ、ひと煮立ちさせてとろみをつける。

水溶き片栗粉を加える
水溶き片栗粉が片栗粉と水に分かれていたら、もう一度混ぜ合わせてから加えましょう。

10仕上げ

ねぎを加えてひと混ぜし、火を止める。器に盛ったご飯に盛りつける。

仕上げ
香りを生かすため、ねぎは最後に加えます。
完成

教える人

田口成子 料理研究家

田口成子 料理研究家

料理学校講師から料理研究家として独立し、懐石料理店で日本料理、イタリアでマンマの味、インド婦人の下でカレー料理など、各国の料理を精力的に学ぶ。その好奇心はとどまるところを知らず、家庭菜園を10年間行なって野菜を研究するほか、魚への興味が高じて『おさかなマイスター』を取得。現在は、食育にも取り組んでいる。

この記事は『技あり!dancyuどんぶり』に掲載したものです。

技あり!dancyuどんぶり
技あり!dancyuどんぶり
A4変型判(88頁)
2019年10月29日発売/880円(税込)

文:遠田敬子 写真:白根正治