味のベースは帆立缶。生姜で爽やかさをきかせます。豆腐はつるりとした絹ごし。とろみをつけた、たっぷりの汁とかき込むどんぶりは、お酒を飲んだ後の小腹満たしにも、ぴったりです。簡単、おいしい、栄養たっぷりのどんぶりレシピを料理研究家の田口成子さんに教えてもらいました。
絹ごし豆腐 | 1丁(300g) |
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帆立水煮缶 | 1缶(125g) |
貝割れ菜 | 1パック(50g) |
生姜 | 1片 |
胡麻油 | 小さじ2 |
★ 煮汁 | |
・ 帆立水煮缶汁+水 | 1カップ |
・ 塩 | 小さじ1/3~1/2(※) |
・ 砂糖 | 小さじ1/2 |
・ 醤油 | 小さじ2 |
・ 白胡椒 | 少々 |
★ 水溶き片栗粉 | |
・ 片栗粉 | 小さじ2 |
・ 水 | 小さじ2 |
白すり胡麻 | 大さじ1 |
温かいご飯 | 2人分 |
七味唐辛子 | 少々 |
※缶汁の量と味に応じて調整する。
絹ごし豆腐はキッチンペーパーに包んで5分おき、水きりをする。2cm角に切る。
帆立缶は帆立と缶汁に分け、缶汁は水を足して1カップにする(調味に使う)。
貝割れ菜は長さ2cmに切る。生姜はみじん切りにする。
フライパンに胡麻油を熱し、生姜を中火でさっと炒める。煮汁の材料を加え、煮立ったら、帆立と豆腐を加えて5~6分煮る。
水溶き片栗粉を回し入れ、ひと煮立ちしてとろみがついたら、貝割れ菜を加え、すり胡麻をふる。
器にご飯を盛り、豆腐と帆立のとろみ煮をかけ、唐辛子をふる。
料理学校講師から料理研究家として独立し、懐石料理店で日本料理、イタリアでマンマの味、インド婦人の下でカレー料理など、各国の料理を精力的に学ぶ。その好奇心はとどまるところを知らず、家庭菜園を10年間行なって野菜を研究するほか、魚への興味が高じて『おさかなマイスター』を取得。現在は、食育にも取り組んでいる。
この記事は『技あり!dancyuどんぶり』に掲載したものです。
文:遠田敬子 写真:白根正治