
dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」では、丸山さんの「“もてメシ”を覚えたい」という願いをかなえるため、洋食のシェフ・古賀達彦さんのもとで修業しています。今回のテーマは“ブイヨン”です。
骨付き鶏もも肉と牛スジ肉でとる、旨味豊かなブイヨン。あくまでも料理のベースなので、塩を遠くに感じる淡い味に仕上げます。あらゆる洋食のメニューに大活躍。冷凍しておけるので、ストックすることをお薦めします。
| 牛スジ肉 | 300g |
|---|---|
| 牛挽き肉 | 200g(赤身) |
| 骨付き鶏もも肉 | 2本 |
| 玉ねぎ | 150g |
| にんじん | 100g |
| セロリ | 50g |
| 水 | 2L |
| A | |
| ・ ローリエ | 1枚 |
| ・ 黒胡椒 | 5粒(粒) |
| ・ 粗塩 | 4g |
スジ肉は長さ5cmに切る。

挽き肉はアクの流出を少なくするためにガーゼで包む。にんじんは旨味を出すために中央に一筋切り込みを入れる。


鍋に水、スジ肉、鶏肉、玉ねぎ、にんじん、セロリを入れ、強火にかける。

沸騰して茶色いアクがでてきたら、しっかり取り除く。徐々に出てくる白いアクは旨味の素でもあるのでそのままにする。

弱火にして挽き肉とAを加え、表面がふつふつと小さく泡立つ火加減をキープしながら、蓋をしないで1時間30分煮る。途中、水量が減っていたら、最初の水量程度になるまで水を足す。
煮終わったら、大きい肉類を容器に取り出す。

キッチンぺーパーを濡らしてから漉し器に敷き、ブイヨンを漉して完成。冷蔵で4日、冷凍で1ヶ月ほど保存可能。


撮影:伊藤菜々子 文:編集部