アグロドルチェとは、甘酸っぱいという意味のイタリア語です。かぼちゃは少しの砂糖をふってビネガーとドライフルーツと一緒に蒸し焼きにしてつくります。料理ユニットのオカズデザインに手軽でもちゃんとおいしく仕上がるレシピを教えてもらいました。
おからを和えたらヨーグルトでまとめてミントをたっぷり。温かいうちに食べてもしっかり冷やしても美味。
かぼちゃ | 100g(皮ごと厚さ7~8mmに切る) |
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にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 大さじ1と1/2 |
砂糖 | 約小さじ1 |
塩 | ひとつまみ |
A | |
・ 赤ワインビネガー | 大さじ3 |
・ ドライブルーベリー | 10g(クランベリーやレーズンでも可) |
B | |
・ おから | 50g |
・ ヨーグルト | 20g~ |
・ ミントの葉 | 適量(みじん切り) |
柑橘果汁 | 適量(すだちなど) |
小鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて弱火にかける。香りが立ったらかぼちゃを入れ、砂糖と塩をふって蓋をし、3分ほど焼く。途中で裏に返し、同様にこんがりと焼く。
Aを加えて、さらに5~6分蒸し焼きにする。途中水分がなくなりそうだったら、水を大さじ1(分量外)ほど加える。
かぼちゃが柔らかくなったら火からおろし、にんにくを取り出す。Bを加えてよく混ぜる。味をみて足りなければ塩(分量外)やヨーグルトで調え、柑橘果汁を搾りかける。
吉岡秀治・吉岡知子による料理ユニット。東京と岡山・蒜山旧中和村の二つの場所を拠点としながら書籍や広告のレシピ制作をはじめ、映画やドラマの料理監修などを手がけている。器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープン。『NHK連続テレビ小説 ちむどんどんレシピブック』など著書多数。
この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。
文:藤井志織 写真:宮濱祐美子