火が通りやすい皮なし豆を使ってつくる即席カレーです。豆のだしが出たゆで汁も使うことで、肉なしでも濃厚な味わいに。豆は小粒のものを数種類混ぜて使うと、味に深みが出ます。料理ユニットのオカズデザインに手軽でもちゃんとおいしく仕上がるレシピを教えてもらいました。
豆類 | 170g(皮なしのレンズ豆や打ち豆) |
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にんにく | 1片分(みじん切り) |
パクチーの根 | 1枝分(約5g)(みじん切り) |
パクチーの葉 | 1枝分(約15g)(刻む) |
水煮トマト | 2~3個(約150g)(缶詰) |
サラダ油 | 大さじ2 |
バター | 20g |
★ スパイスA | |
・ ターメリックパウダー | 小さじ2 |
・ カイエンペッパー | 小さじ1 |
★ スパイスB | |
・ クミンシード | 小さじ1 |
・ ブラウンマスタードシード | 小さじ1 |
・ 唐辛子 | 2本(ホール) |
生姜 | 1/2片分(せん切り) |
塩 | 小さじ1 |
バスマティライス | 適量 |
小鍋に500mlの湯を沸かし、豆を入れて弱火にし、20分煮る。水が足りなくなったら、ひたひた程度に水を加える。豆と煮汁に分ける。
フライパンに油を入れて中火で熱し、にんにくとパクチーの根を炒める。香りが立ったらトマトを加え、油が浮いてくるまで炒める。
スパイスAを加えて軽く炒め、火を止める。①の豆を加えて弱火にかけ、軽く炒める。よく混ざって水分が少し減ったところで①の煮汁と塩を加え、5分ほど煮る。パクチーの葉を加えてさっと混ぜ、火を止める。
別のフライパンにバターを入れて弱火で溶かし、スパイスBを加え、パチパチと音がするまで加熱する。
器にライスと③を盛り、生姜と④をかける。好みでさらにパクチーの葉をのせてもおいしい。
吉岡秀治・吉岡知子による料理ユニット。東京と岡山・蒜山旧中和村の二つの場所を拠点としながら書籍や広告のレシピ制作をはじめ、映画やドラマの料理監修などを手がけている。器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープン。『NHK連続テレビ小説 ちむどんどんレシピブック』など著書多数。
この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。
文:藤井志織 写真:宮濱祐美子