
春巻きの皮より薄いワンタンの皮を使うと、サクッとライトな食べ心地に。ししとうの青々とした風味が、フレッシュさを加えます。ナンプラーとクミンシードで、ちょっぴりエスニックな味わいです。夏野菜の味と色を楽しむメニューを中華料理を得意とする料理家の今井亮さんに教えてもらいました。
ししとうを入れることでフレッシュな食感が加わり、夏の味になります。
| ★ 海老餡 | |
|---|---|
| ・ 海老 | 150g(無頭、殻付き) |
| ・ 小ねぎ | 1/4束分(小口切り) |
| ・ 生姜 | 1片分(すりおろす) |
| ・ ナンプラー | 大さじ1 |
| ・ 酒 | 大さじ1 |
| ・ オイスターソース | 小さじ1 |
| ・ 砂糖 | 小さじ1 |
| ・ 胡麻油 | 小さじ1 |
| ・ クミンシード | 小さじ1/2 |
| ししとう | 10本 |
| ワンタンの皮 | 20枚 |
| 揚げ油 | 適量 |
海老は背ワタと殻を取り、塩、片栗粉各少々(分量外)をまぶしてもみ洗いし、水気を拭く。細かく刻んでから包丁でたたく。

①をボウルに移し、海老以外の海老餡の材料もすべて加えて混ぜる。

ワンタンの皮2枚を並べて少し重ねて水少々でくっつけ、餡の1/10量、切り込みを入れたししとう1本をのせる。手前から一巻きし、左右を折り込み、皮に水少々をつけて包む。同様にしてあと9個つくる。

油を170℃に熱して③を入れ、きつね色になるまで3~4分揚げ、油をきる。



中国料理を得意とする料理家。京都市内の老舗中華料理店で修業を積み、東京へ。フードコーディネーター学校を卒業後、料理家のアシスタントなどを経て独立。プロの技を効かせながら家庭でつくれる中華のレシピが好評。少人数制の料理教室「亮飯店」も人気。
Instagram @ryo.imai1931
この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。

文:松原京子 写真:木村拓