
餡は鶏挽き肉と塩もみきゅうり、この組み合わせがとっても美味。さらにおいしさを引き立ててくれるのが、モチッ、ツルッとした皮。強力粉50g、薄力粉50g、水50mlでつくれる簡単レシピなので、気軽にチャレンジしてみてください。夏の日の食卓が盛り上がります。夏野菜の味と色を楽しむメニューを中華料理を得意とする料理家の今井亮さんに教えてもらいました。
具に塩味がついているから、何もつけなくてもOK。パンチが欲しいときは、酢と豆板醤を混ぜたたれをつけてどうぞ。辛くしたくないときは酢醤油でも。
| ★ 皮 | |
|---|---|
| ・ 強力粉 | 50g |
| ・ 薄力粉 | 50g |
| ・ 塩 | 少々 |
| ・ 水 | 50ml |
| ★ 餡 | |
| ・ きゅうり | 1本 |
| ・ 鶏挽き肉 | 100g |
| ・ にんにく | 1/2片分(すりおろす) |
| ・ 粗挽き黒胡椒 | 小さじ1/2 |
| ・ 醤油 | 小さじ2 |
| ・ 酒 | 小さじ1 |
| ・ 胡麻油 | 小さじ1 |
ボウルに強力粉、薄力粉、塩を入れて混ぜ、水を少しずつ加えながら菜箸で混ぜる。ある程度まとまったら手でざっとこねてまとめる。

まな板の上に移し、手でのばしてはまとめ、のばしてはまとめを繰り返し、なめらかにする。

全体がしっとりとしたら、ラップで包み、15分ほど休ませる。

きゅうりは縦半分に切り、スプーンで種の部分をそぎ取る。斜め薄切りにし、塩小さじ1/3(分量外)をふって10分置き、水気を絞る。

ボウルにきゅうり以外の材料を入れて粘りが出るまでよく混ぜたら、④のきゅうりを加えてさらに混ぜる。

③を直径2cmの棒状にのばし、15等分に切り分ける。まな板に打ち粉(分量外)をふり、手で押して平らにする。左手で生地を持って回しながら右手で麺棒でのばし、直径8cmにする。

皮の上に餡をのせ、二つ折りにして皮をくっつけて餡を包み、真ん中にひだを寄せて指でギュッと押さえて形を整える。

鍋にたっぷりの湯を沸かして⑦を入れ、餃子同士がくっつかないようにひと混ぜし、6〜7分ゆでて中まで火を通す。汁気を軽くきって器に盛る。



中国料理を得意とする料理家。京都市内の老舗中華料理店で修業を積み、東京へ。フードコーディネーター学校を卒業後、料理家のアシスタントなどを経て独立。プロの技を効かせながら家庭でつくれる中華のレシピが好評。少人数制の料理教室「亮飯店」も人気。
Instagram @ryo.imai1931
この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。

文:松原京子 写真:木村拓