夏野菜を楽しむ、おうち中華
皮からつくる"鶏挽き肉ときゅうりの水餃子"

皮からつくる"鶏挽き肉ときゅうりの水餃子"

餡は鶏挽き肉と塩もみきゅうり、この組み合わせがとっても美味。さらにおいしさを引き立ててくれるのが、モチッ、ツルッとした皮。強力粉50g、薄力粉50g、水50mlでつくれる簡単レシピなので、気軽にチャレンジしてみてください。夏の日の食卓が盛り上がります。夏野菜の味と色を楽しむメニューを中華料理を得意とする料理家の今井亮さんに教えてもらいました。

“鶏挽き肉ときゅうりの水餃子”のつくり方

具に塩味がついているから、何もつけなくてもOK。パンチが欲しいときは、酢と豆板醤を混ぜたたれをつけてどうぞ。辛くしたくないときは酢醤油でも。

材料材料 (15個分)

★ 皮
・ 強力粉50g
・ 薄力粉50g
・ 塩少々
・ 水50ml
★ 餡
・ きゅうり1本
・ 鶏挽き肉100g
・ にんにく1/2片分(すりおろす)
・ 粗挽き黒胡椒小さじ1/2
・ 醤油小さじ2
・ 酒小さじ1
・ 胡麻油小さじ1

1生地をつくる

ボウルに強力粉、薄力粉、塩を入れて混ぜ、水を少しずつ加えながら菜箸で混ぜる。ある程度まとまったら手でざっとこねてまとめる。

生地をつくる

2生地を練る

まな板の上に移し、手でのばしてはまとめ、のばしてはまとめを繰り返し、なめらかにする。

生地を練る

3生地を休ませる

全体がしっとりとしたら、ラップで包み、15分ほど休ませる。

生地を休ませる

4きゅうりをカットする

きゅうりは縦半分に切り、スプーンで種の部分をそぎ取る。斜め薄切りにし、塩小さじ1/3(分量外)をふって10分置き、水気を絞る。

きゅうりをカットする

5餡をつくる

ボウルにきゅうり以外の材料を入れて粘りが出るまでよく混ぜたら、④のきゅうりを加えてさらに混ぜる。

餡をつくる

6皮をつくる

③を直径2cmの棒状にのばし、15等分に切り分ける。まな板に打ち粉(分量外)をふり、手で押して平らにする。左手で生地を持って回しながら右手で麺棒でのばし、直径8cmにする。

皮をつくる

7包む

皮の上に餡をのせ、二つ折りにして皮をくっつけて餡を包み、真ん中にひだを寄せて指でギュッと押さえて形を整える。

包む

8ゆでる

鍋にたっぷりの湯を沸かして⑦を入れ、餃子同士がくっつかないようにひと混ぜし、6〜7分ゆでて中まで火を通す。汁気を軽くきって器に盛る。

ゆでる
完成

教える人

今井亮 料理家

今井亮 料理家

中国料理を得意とする料理家。京都市内の老舗中華料理店で修業を積み、東京へ。フードコーディネーター学校を卒業後、料理家のアシスタントなどを経て独立。プロの技を効かせながら家庭でつくれる中華のレシピが好評。少人数制の料理教室「亮飯店」も人気。
Instagram @ryo.imai1931

この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。

四季dancyu2023夏
四季dancyu2023夏
A4変型判(120頁)
2023年6月12日発売/1200円(税込)

文:松原京子 写真:木村拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。