
型にカラメルとパイナップルを敷いて焼きます。ひっくり返すとパイナップルの花が満開!バターは使わず、サラダ油とヨーグルトでつくるから、軽やかな生地に仕上がります。フルーツ缶でつくるスイーツをお菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。
ほろ苦甘いカラメルで大人の味わい。パイナップルの食感がとてもいい感じ。パイナップル缶があれば、いつでも手軽に南国スイーツがつくれる。
| パイナップル | 5枚(缶詰/果肉) |
|---|---|
| ★ カラメル | |
| ・ 砂糖 | 40g |
| ・ 湯 | 小さじ3 |
| 卵 | 1個 |
| 砂糖 | 50g |
| プレーンヨーグルト | 60g |
| サラダ油 | 60ml |
| ラム酒 | 小さじ1 |
| 薄力粉 | 90g |
| ベーキングパウダー | 小さじ1/2 |
| くるみ | 適宜(あれば) |
30cm四方に切ったオーブンペーパーを真ん中が中心になるように4回折る。型の内側に敷き、角のほうまで隙間ができないようにしっかりと敷き込む。

鍋に砂糖を入れて湯小さじ1を加え、蓋をして弱火にかける。砂糖が溶けて薄く色づいてきたら蓋を取り、薄めの醤油色になったら火を止めて残りの湯を入れる。

鍋をぐるりと回してなじませたら、準備した型に耐熱のゴムベラで余さず取りながら流し入れる。

パイナップル1枚を真ん中に置き、半分に切ったパイナップル5切れをそのまわりに敷き込む。あれば隙間にくるみを置き、残りのパイナップルは粗く刻む。オーブンを170℃に温める。

ボウルに卵と砂糖を入れて泡立てる。しっかりととろみがついたらプレーンヨーグルト、サラダ油、ラム酒を加える。

続けて薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、均等になるまでゴムベラで混ぜる。

型に半量の生地を流し入れる。

刻んだパイナップルを散らし、残りの生地を流し入れ表面を平らにする。温めたオーブンで45分焼く。



自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:鈴木泰介