dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」では、丸山さんの「“もてメシ”を覚えたい」という願いをかなえるため、洋食のシェフ・古賀達彦さんのもとで修業しています。今回のテーマは丸山さんも大好きな“チキンフライ”です。
カリッとクリスピーに仕上げるために、ビール衣と細挽きのパン粉を使いましょう。鶏胸肉は高い温度で揚げると、肉が締ってパサついてしまうので、低めの150℃から揚げはじめ、余熱も生かして優しく火を通すのがポイントです。
鶏胸肉 | 2枚(250g×2)(皮なし) |
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塩 | 適量 |
★ 下地の粉 | |
・ 薄力粉 | 40g |
・ 天ぷら粉 | 10g |
★ 下地のビール衣 | |
・ 強力粉 | 50g |
・ ビール | 80ml |
生パン粉 | 適量(細挽き) |
揚げ油 | 適量(サラダ油) |
レモン | 適宜(くし形切り) |
鶏肉は余分な脂を包丁で取り除き、1枚を5等分程度、1個50g前後に切り分ける。表面に薄くまんべんなくかかるように塩をふり、冷蔵庫で30分から一晩置く。
強力粉をボウルに入れ、ビールを3回に分けて加え、泡立て器でそのつど練るように混ぜる。粉のダマがなくなるまでよく混ぜ合わせる。
①の鶏肉から出た水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、鶏肉にまんべんなく下地の粉をまぶし、余分な粉をはたいて落とす。
鶏肉に竹串を刺し、②の衣にくぐらせる。まんべんなくからめたら引き上げ、余分な衣をボウルの端を使って落とす。
パン粉の上に鶏肉を置き、上からもパン粉をかぶせて握る。鶏肉ではなく、たっぷりのパン粉を握るイメージでつけたらバットに並べる。
油を150℃に熱し、パン粉をつけた鶏肉をそっと入れ、徐々に170℃まで油の温度を上げながら6分ほど揚げる。時間が来たら取り出して、網の上に置く。ひと呼吸置いてキッチンペ ーパーの上に移し、さらに油をきる。3分ほど休ませて、余熱で火を通してから、器に盛り、好みでレモンを添える。
撮影:伊藤菜々子 文:編集部