バターと塩レモンの風味をまとったふっくらと身厚のさわらがおいしい一皿。春のかぶのジューシーな味わいも魅力です。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。
おもてなしにも使えそうな、ちょっと手の込んだ一皿に見えながら、フライパン一つでさっとできるのもポイント。
さわら | 2切れ |
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かぶ | 大1個(葉付き) |
塩レモン | 20g |
バター | 大さじ2 |
白ワイン | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
イタリアンパセリ | 適量 |
さわらは軽く塩、胡椒をふる。かぶは皮付きのまま6等分に切り、葉は長さ5~6cmに切る。
フライパンにバターを入れて弱めの中火にかけ、溶けてなじんだらさわらとかぶを並べ入れる。塩レモンを散らして白ワインを回しかけ、蓋をして15分ほど蒸し焼きにする。
②を器に盛り、イタリアンパセリを添える。
料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2023春』に掲載したものです。
文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也