荻野恭子さんの手づくり調味料レシピ
素材の甘味が際立つ"スナップえんどうとビーツのサラダレモンドレッシング添え"

素材の甘味が際立つ"スナップえんどうとビーツのサラダレモンドレッシング添え"

塩レモンの塩味と酸味に、はちみつの甘さとシナモンパウダーの香りがアクセントとして効いた華やかな一皿です。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

“スナップえんどうとビーツのサラダレモンドレッシング添え”のつくり方

そら豆やえんどう豆、モロッコいんげんやレンズ豆など手に入ったお好みの豆でも楽しんでください。

材料材料 (2人分)

スナップえんどう8個
ビーツ小1個(100g)
新玉ねぎ1/8個分(薄切り)
ディル1枝
★ レモンドレッシング
・ 塩レモン20g
・ はちみつ小さじ1
・ シナモンパウダー少々
・ 粗挽き黒胡椒少々
・ 塩少々
・ 酢大さじ2
・ オリーブオイル大さじ2

1ビーツをゆでる

ビーツは角切りにして鍋に入れ(皮はむかなくてもよい)、かぶるくらいの水を入れて火にかけ、水分がなくなるまでゆでる。

ビーツをゆでる

2えんどうをカットする

スナップえんどうは筋を取ってゆで、半分の長さに切る。

3ドレッシングをつくる

塩レモンは粗みじんにし、ドレッシングのほかのすべての材料と混ぜ合わせる。

ドレッシングをつくる

4仕上げ

器にビーツ、スナップえんどう、玉ねぎを盛りつけ、ディルを適当な長さに切ってのせ、③を回しかける。

完成

教える人

料理研究家 荻野恭子

料理研究家 荻野恭子

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2023春』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 春
四季dancyu 2023 春
A4変型判(120頁)
2023年3月10日発売/1200円(税込)

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。