平野由希子さんのワインが進むサルシッチャレシピ
痺れる辛さの"花椒のサルシッチャ"

痺れる辛さの"花椒のサルシッチャ"

ホールとパウダーの花椒でつくったサルシッチャは、辛味と爽やかな痺れが特徴。白ワインがぐんぐん進む味わいです。料理研究家の平野由希子さんに家でも簡単にできるサルシッチャレシピを教えてもらいました。

“花椒のサルシッチャ”のつくり方

中華バージョンもまた旨し。花椒と五香粉の香り、赤唐辛子の辛味がいいアクセントだ。サルシッチャの脂をまとった甘いれんこんの歯ごたえがたまらない。

材料材料 (2人分)

豚挽き肉250g
3g
A
・ 生姜少々(すりおろし)
・ 五香粉小さじ1/3
・ 花椒少々(パウダー)
花椒小さじ1(ホール)
赤唐辛子1本分(種を取って半分に切る)
オリーブオイル小さじ1
れんこん小1節分(皮をむいて幅1cmの輪切りにする)

1挽き肉とスパイスを混ぜる

ボウルに挽き肉、塩、Aを加えて軽く混ぜる。肉の食感を残すため、粘りが出るまで混ぜないように。余裕があれば、ここまでつくって一晩おくと味がよくなじむ。

2成形する

6等分し、空気を抜きながら手のひらでソーセージの形に成形する。焼く前に冷蔵庫で休ませる。

3焼く

フライパンにオリーブオイル、花椒(ホール)、赤唐辛子を入れて中弱火で香りを出す。そのままの火力で②を転がしながら4~5分、全体にこんがりと焼き色がつくまで蓋をしないで焼く。火を止めて1分おき、余熱で火を通す。一緒に、つけ合わせのれんこんも焼いて盛りつける。

完成

教える人

平野由希子

平野由希子 料理研究家

フレンチをベースに、ワインなどのペアリングとともに多岐にわたるレシピを提案。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。『ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖』(KADOKAWA)など著書多数。

※この記事の内容は、『技あり!dancyu豚肉料理』に掲載したものです。

技あり!dancyu 豚肉料理
技あり!dancyu 豚肉料理
A4変型 判( 112 頁)
2021年02月17日発売 / 880円(税込)

文:瀬川慧 撮影:公文美和

瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。