海老チリの辛くホットな味わいと海老マヨのまろやかなおいしさが、絶妙に融合した一皿です。料理研究家の本田明子さんに、手間いらずで美味しい主菜がつくれるレシピを教えてもらいました。
海老は「焼く」。野菜は「蒸し焼き」。
調味料を加えても混ぜたりせず、1分待ってからフライパンを「揺する」。
レシピのどこにも「炒める」とは書いてありません。
触らずいじらず。フライパンの熱を信頼すればおいしく仕上がります。
海老 | 10~12尾(正味150g) |
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パプリカ | 1/2個(100g)(黄) |
ピーマン | 2個(80g) |
長ねぎ | 15cm分(50g)(みじん切り) |
酒 | 小さじ1 |
片栗粉 | 大さじ2 |
A | |
・ マヨネーズ | 大さじ2~3 |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ トマトケチャップ | 大さじ1 |
・ 醤油 | 小さじ1 |
・ 砂糖 | 小さじ1/2 |
・ 豆板醤 | 小さじ1/2 |
胡麻油 | 大さじ1 |
パプリカとピーマンは一口大に切る。海老は頭と殻と背ワタを取り除き、キッチンペーパーで水気を拭き、酒をからめて片栗粉を全体にまぶす。Aは混ぜる。
フライパンに油を中火で熱し、海老を並べる。こんがりと色づいたら海老を裏返してねぎを散らし、パプリカとピーマンを加えて蓋をし、1分ほど蒸し焼きにする。
Aをジャーッと回しかけ、そのまま1分ほど煮る。フツフツしてきたら、フライパンを揺すり、全体に味をからめる。
家庭料理家。1982年に小林カツ代さんの内弟子第一号となり、以来20年ほど助手を務め、2007年に独立。子供向けの料理から高齢者のためのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれるレシピを提案。著書に『本田さんちのおかずが美味しい理由』(学研プラス)、『クロワッサン特別編集 旬の野菜を使い切る、昔ながらのおかず。』(マガジンハウス)など多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 撮影:鈴木泰介