日本一ふつうで美味しい植野食堂
素材それぞれの食感を合わせて美味しくなる!「八宝菜」

素材それぞれの食感を合わせて美味しくなる!「八宝菜」

東京・門前仲町の人気中国料理店「三勝菜館(さんかつさいかん)」に、八宝菜を教えてもらいました。BSフジで放送中の植野食堂を本にまとめた『日本一ふつうで美味しい植野食堂by dancyu 公式レシピブックvol.3』から、お薦めレシピを大公開!

スピードの極味

地元で長く愛される中国料理店。八宝菜は特別な料理というわけではありませんが、素材それぞれの食感や味がしっかりと感じられてじわじわ旨い。それは豚肉やイカなど火が通りにくいものは油通ししておくなどの、下ごしらえの丁寧さと手早さによるものです。中国料理の基本ですが、ただ油通しするだけでなく、生のまま加える野菜などとの食感のバランスを揃えるための見極めがきちんとされているのです。素材それぞれの食感や味わいをしっかり生かすことを意識すると美味しくつくれますよ!

“八宝菜”のつくり方

材料材料 (1人分)

豚バラ肉1枚
むき海老3尾
長ねぎ約1/2本
絹さや6枚
乾燥椎茸1枚(水で戻す)
きくらげ10g(乾燥/水で戻す)
1/4本(水煮)
ぎんなん4個(水煮)
イカ1切れ(冷凍)
ふくろたけ2個(缶詰)
ヤングコーン2本(水煮)
鶏がらスープ100ml(※)
煮豚のタレ25ml(市販)
小さじ1/2
水溶き片栗粉大さじ2
旨味調味料小さじ1/4
ねぎ油少々
穀物酢小さじ1/4弱
ラード大さじ1

※鶏がらスープの素を表示通りの湯で溶く。

1素材をカットする

ねぎは幅1cmに斜め切りにする。筍・椎茸は縦に4等分、ふくろたけは2等分、豚肉は3等分に切る。

2具材を湯通しする

豚肉、イカ、ヤングコーン、ふくろたけをさっと湯通しする。

3中華鍋を熱する

中華鍋を強火で熱し、煙が立ったらラードを入れ、なじませる。

4炒める

海老・ねぎ・絹さや・椎茸・きくらげ・筍・ぎんなんを入れ、さっと炒めたら鍋を火から離す。

5とろみをつける

残りの具材を加え、さっと炒めたら、鶏がらスープ・タレ・塩を入れて炒め、水溶き片栗粉でとろみをつける。

とろみをつける

6調味料を加える

旨味調味料を加え混ぜたら火を止める。

7仕上げ

ねぎ油・酢を回しかけて完成。

完成

店舗情報店舗情報

三勝菜館
  • 【住所】東京都江東区富岡1-6-10
  • 【電話番号】03-3641-3487
  • 【営業時間】11:30~15:00/ 17:30~22:30 日曜祝日は~22:00
  • 【定休日】月曜
  • 【アクセス】東京メトロ「門前仲町駅」より2分
日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu 公式レシピブック vol.3
日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu 公式レシピブック vol.3
※この本は、BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂」の第201回から第299回までの放送で紹介した店の料理とレシピから91品を掲載しています。
店名の下の番号(#)は、放送の順番です。
※掲載したレシピは番組が各店に協力してもらい、家庭でもつくれるようにアレンジしたものをベースにしています。それぞれに付いているQRコードから番組のレシピ動画が見られます。

A4変型判(112頁)
2023年12月12日発売/1,200円(税込)

文:植野広生