房総半島の郷土料理。漁師が船の上でつくるために、液体ではない味噌で味をつけました。今では全国的に愛される魚料理に。アジのほかにサンマやイワシ、トビウオなどでも。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
アジ | 2尾分(刺身用、三枚おろし) |
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長ねぎ | 3~4cm |
生姜 | 小さじ1(すりおろし) |
味噌 | 大さじ1 |
青じそ | 4枚 |
ねぎは縦4等分の切り込みを入れて小口から切って粗いみじん切りにする。
アジは幅1cmに切り、ねぎ、生姜、味噌をのせて包丁でたたく。器に青じそを敷いてアジを盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ