味噌を使いこなす基本レシピ
酒のつまみに最高な"アジのなめろう"

酒のつまみに最高な"アジのなめろう"

房総半島の郷土料理。漁師が船の上でつくるために、液体ではない味噌で味をつけました。今では全国的に愛される魚料理に。アジのほかにサンマやイワシ、トビウオなどでも。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“アジのなめろう”のつくり方

材料材料 (2人分)

アジ2尾分(刺身用、三枚おろし)
長ねぎ3~4cm
生姜小さじ1(すりおろし)
味噌大さじ1
青じそ4枚

1ねぎをみじん切りにする

ねぎは縦4等分の切り込みを入れて小口から切って粗いみじん切りにする。

2たたく

アジは幅1cmに切り、ねぎ、生姜、味噌をのせて包丁でたたく。器に青じそを敷いてアジを盛る。

たたく
切ったアジにねぎ、生姜、味噌をのせて包丁でたたき、上下を返してまたたたき、を繰り返して、全体をしっかりと混ぜていきます。
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ みそ
料理の手ほどき さしすせそ みそ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478564
2020年3月31日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。