味噌を使いこなす基本レシピ
ピリリとキレのある"なすの味噌炒め"

ピリリとキレのある"なすの味噌炒め"

なすと味噌は黄金のコンビ。甘辛い味噌味を淡白ななす全体にからめて出来上がり。爽やかな辛味の青唐辛子と、シャープな辛味の赤唐辛子のダブル使いでピリリ、とキレのある味に仕上がります。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“なすの味噌炒め”のつくり方

合わせ味噌はあらかじめ合わせてよく混ぜておきます。
砂糖を加えてしっかり甘味をつけるのがおいしさの秘訣です。

材料材料 (3~4人分)

なす6個
青唐辛子4本
赤唐辛子2本
サラダ油大さじ4
★ 合わせ味噌(混ぜ合わせる)
・ 味噌大さじ4
・ 砂糖大さじ2
・ 酒大さじ2

1なすをカットする

なすはへたを切り落とし、縦半分に切ってから長さを3等分に切る。

2唐辛子をカットする

青唐辛子、赤唐辛子は長さを半分に切る。

3炒める

フライパンにサラダ油を熱し、なすを入れて炒め、青唐辛子、赤唐辛子を入れて炒める。

4蒸し炒めにする

蓋をして途中上下を返しながら、弱火でなすがやわらかくなるまで6~7分蒸し炒めにする。

蒸し炒めにする

5仕上げ

合わせ味噌を加えて炒め合わせる。合わせ味噌の材料を均等になるまでよく混ぜておくのがポイント。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ みそ
料理の手ほどき さしすせそ みそ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478564
2020年3月31日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。