フライパン一つでつくれる食べ応え抜群のメインおかずです。秋に旬を迎える食材を巧みに使いながら食べごたえのある主菜を料理家の堤 人美さんに教えてもらいました。
鶏肉の身側に浅い切り目を入れておくと早く火が通るうえに身縮みも防げます。
塩でしっかり下味をつけるのでそのままでもおいしく、醤油やからしでの味変も楽しめます。
鶏もも肉 | 小2枚 |
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塩 | 小さじ1弱 |
春菊 | 1/2束(150g) |
A | |
・ 生姜 | 4枚(皮付きの薄切り) |
・ 長ねぎ | 1本分(青い部分、軽くつぶす) |
・ 水 | 大さじ2 |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ 胡麻油 | 小さじ2(あれば太白胡麻油) |
溶きがらし | 適量 |
醤油 | 適量 |
鶏肉は余分な脂を取り除き、身側に縦に浅く切り目を入れ、塩をよくまぶす。春菊は半分に切る。
フライパンに鶏肉とAを入れ、蓋をして中火にかけ、十分に蒸気が回ったら6~7分ほど弱火で蒸す。
火を止めてそのまま5分ほど置いて蒸らす。蒸し上がったら食べやすい大きさに切って器に盛り、春菊を添える。醤油とからしで食べる。
料理家。京都府出身。身近な素材を使い、つくり方がシンプル、そして毎日食べても食べ飽きない料理を数多く提案。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発やCMの料理制作など多岐にわたって活躍中。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄