秋のれんこんを使った軽やかな味わいと、花椒の香りが魅力の一皿です。秋に旬を迎える食材を巧みに使いながら食べごたえのある主菜を料理家の堤 人美さんに教えてもらいました。
秋のれんこんは「新れんこん」と呼ばれ、みずみずしさとサラッとした味が特徴。皮はむかずに香りを楽しみましょう。薄めの乱切りにすれば火の通りが早くなります。
れんこん | 300g |
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牛肉 | 200g(切り落とし) |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
にんにく | 1片分(粗みじん) |
胡麻油 | 小さじ2 |
紹興酒 | 大さじ1 |
ナンプラー | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1/2 |
花椒 | 適量(パウダーまたはつぶす) |
れんこんは皮ごとよく洗い、薄い乱切りにし、水に5分さらして水気をきる。牛肉は塩、胡椒で下味をつける。
フライパンに胡麻油を入れて中火で熱し、れんこんを入れ、透き通ってややきつね色になるまで3分ほど炒める。牛肉を加えてさっと炒め合わせる。
にんにくを加えて紹興酒をふり入れ、ひと混ぜしてナンプラーと醤油で味を調え、花椒を加えて炒め合わせる。
料理家。京都府出身。身近な素材を使い、つくり方がシンプル、そして毎日食べても食べ飽きない料理を数多く提案。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発やCMの料理制作など多岐にわたって活躍中。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄