芯まで一緒に茹でて、とうもろこしの美味しさを丸っと飲み干しましょう。牛乳の恵みを活用した、旨味たっぷりでコク深い、ミルクスープをスープ作家・有賀薫さんに習いました。
塩は素材の甘味を引き立てる程度に、少しだけ。より舌ざわりをなめらかにしたければ仕上げにザルで漉すとよい。
とうもろこし | 2本 |
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玉ねぎ | 1/4個 |
バター | 20g |
牛乳 | 200ml |
塩 | 小さじ1/2 |
とうもろこしは芯から粒をそぐ。玉ねぎはみじん切りにする。
玉ねぎとバターを鍋に入れ、中火でしんなりするまで炒める(色づかないよう注意)。とうもろこしの粒、芯1本分、水200ml、塩を加え、蓋をして弱めの中火で6~7分蒸し煮にする。途中、水がなくなったら少し足す。
とうもろこしの芯を取り出し、粒を飾り用に大さじ3ほど取り分けてから、ブレンダーでしっかりと攪拌する。
牛乳150~200mlを加えながら好みのとろみにし、味見をして塩(分量外)で味を調える。冷蔵庫で冷やして、器に盛りつけ、取り置いたとうもろこしを散らす。
8年以上にわたり、朝のスープづくりを日々更新している。実験室「スープ・ラボ」ほか、多くのイベントを主催。『スープ・レッスン』『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』など著書多数。
この記事はdancyu2020年7月号に掲載したものです。
写真:有賀薫 文:編集部