素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
滋味深い優しい塩味の"卵おかゆ"

滋味深い優しい塩味の"卵おかゆ"

卵の優しい旨味と香菜や白煎り胡麻の香りが魅力の中華風の一杯です。おかずとしてはもちろん、ワインのお供にも。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“卵おかゆ”のつくり方

塩卵の塩味を生かした中華風のおかゆ。しみじみとおいしい。

材料材料 (2人分)

塩味の半熟卵2個
ご飯150g
3カップ
長ねぎ8cm
生姜小1/2片分(せん切り)
香菜適量
白煎り胡麻少々
醤油少々
胡麻油少々

1ご飯を洗う

ご飯は水で洗い、水気をきる。

2煮る

鍋にご飯、水を入れて混ぜ、中火にかけて煮立ってきたら弱火にして15分ほど煮る。

3具材をカットする

塩卵は食べやすく切る。長ねぎは縦半分に切り、斜めせん切りにする。香菜は長さ2~3cmに切る。

4仕上げ

器におかゆを盛り、ねぎ、塩卵、生姜、香菜を盛って胡麻をふり、醤油、胡麻油をかける。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。