素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
あると便利なつくり置き"ほんのり塩味の半熟卵"

あると便利なつくり置き"ほんのり塩味の半熟卵"

ほんのりと塩を効かせた半熟卵は、ちょっとしたおかずにも、ワインのお供にも、お弁当にも役立つので、ぜひつくり置きしてみてください。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“ほんのり塩味の半熟卵”のつくり方

卵のゆで加減はお好みで。冷蔵庫で3~4日保存可能です。

材料材料 (6個分)

6個
★ 塩水
・ 水3カップ
・ 塩12g(2%)

1熱湯に卵を入れる

鍋にたっぷりの熱湯を沸かして火をやや弱め、スプーンなどにのせた卵を1個ずつ静かに入れる。

熱湯に卵を入れる

2ゆでる

全部入れたら中火にして菜箸で静かに混ぜる。こうすると黄身が真ん中にくる。再び煮立ってきたら、火をやや弱めて6~7分ゆでる。

ゆでる

3冷ます

大きめのボウルに氷水をつくり、ゆで卵を取り出して入れ、30分ほど浸けて中まで冷ます。

冷ます

4殻をむく

ゆで卵の殻をむく。

殻をむく

5塩水をつくる

鍋に水、塩を入れて中火にかけて煮立てて塩を溶かし、冷ます。

塩水をつくる

6漬ける

ゆで卵の水気を拭いて保存瓶に入れ、塩水を注ぐ。蓋をして冷蔵庫で1~2日漬ける。

漬ける
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。