素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
しっかりめの塩味が酒を呼ぶ"鶏手羽の塩焼き"

しっかりめの塩味が酒を呼ぶ"鶏手羽の塩焼き"

塩をしっかりとしみ込ませて焼くだけのシンプルなレシピですが、驚くほど酒に合います。夏の晩酌にぜひ!塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“鶏手羽の塩焼き”のつくり方

塩をふって焼くだけの超簡単料理。だから塩加減が命。使っている塩の味を知って、ドンピシャの味に焼き上げてください。しっかりめの辛味がおすすめです。

材料材料 (2~3人分)

鶏手羽先8本(450g)
小さじ1/2
★ つけ合わせ
・ ズッキーニ1本
・ 塩適量

1手羽先をカットする

手羽先は室温にもどして関節から切り分ける。

手羽先をカットする

2塩をふる

ボウルに手羽先を入れて塩をふり入れる。

塩をふる

3塩をなじませる

手でもむようにして塩を全体によくまぶし、10分ほどおく。つけ合わせのズッキーニは長さを4等分にして縦4等分の棒状にする。

塩をなじませる

4焼く

グリルを熱してズッキーニを並べ、強火で4~5分焼き、取り出す。続けて手羽先を並べて強火で7~8分、色よく焼く。器にズッキーニと盛り合わせ、塩を添える。

焼く
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。