素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
香り高く素材の旨味が際立った"ミックスきのこの塩炒め"

香り高く素材の旨味が際立った"ミックスきのこの塩炒め"

エリンギと椎茸が持つ素材本来の旨味と香りが楽しめる一品です。塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“ミックスきのこの塩炒め”のつくり方

香りもごちそうのきのこは、炒めるといい香りが立ち上ります。塩で味を引き締めるだけで、十分なほどのごちそうに。イタリアンパセリがなければ、パセリでも。香草が香りのアクセントになります。

材料材料 (2~3人分)

エリンギ2本
生椎茸1パック
マッシュルーム1パック
オリーブオイル大さじ2
白ワイン大さじ1
小さじ1/3
胡椒少々
イタリアンパセリ適量

1きのこをカットする

エリンギは根元を少し切り落とし、長さを半分に切り、縦4等分に切る。椎茸は石突きを切り落として縦4等分に切る。マッシュルームは縦半分に切る。

2炒める

フライパンにオリーブオイルを熱してきのこを入れ、白ワインをふり入れて弱めの中火でゆっくり、水分をとばすように炒める。

3仕上げ

塩、胡椒を加えて炒め、イタリアンパセリを手でちぎり入れてしんなりするまで炒める。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。