「甘味」を使いこなす基本レシピ
レモンとミントを効かせた"イカのエスニック焼き"

レモンとミントを効かせた"イカのエスニック焼き"

はちみつを加えたナンプラーを使うことで、しっかりとした甘味とエスニックな香りが楽しめます。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“イカのエスニック焼き”のつくり方

ただのイカ焼きではありません。はちみつとナムプラーでつくる甘じょっぱい味はまさにエスニック。レモンとミントの香りも忘れずに。いつもとは違う、イカのフュージョンメニューを堪能してください。

材料材料 (2~3人分)

スルメイカ2はい(正味300g)
★ マリネ液
・ はちみつ大さじ1
・ 酒大さじ1
・ ナムプラー大さじ2
・ レモン汁大さじ2/3
・ 胡麻油大さじ1/2
・ にんにく1片分(薄切り)
・ 赤唐辛子1~2本分(小口切り)
・ レモン6枚(薄い半月切り)
ミント適量

1下ごしらえ

イカは足を抜いて軟骨を取り、水でよく洗って水気を拭く。足はワタを切ってくちばしを取り、水で洗って水気を拭く。

2切り込みを入れる

イカの胴に2cm間隔で切り込みを入れる。

切り込みを入れる
イカはまな板にのせ、包丁の先を立てるようにして幅2cmぐらいに切り込みを入れます。

3マリネする

バットにマリネ液の材料を入れて混ぜ、イカを加えて全体にからめ、20~30分おく。

マリネする
マリネ液の材料をバットに入れてよく混ぜ、イカを入れて全体によくからめ、レモンを上にのせて置き、しっかり味をしみ込ませます。

4焼く

グリルを熱してイカを並べ、強火で5~6分焼く。

5仕上げ

胴は食べやすく輪切りに、足は2 ~ 3 本ずつに切り分けて器に盛り、ミントを添える。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。