じっくり煮込んだ鶏手羽の旨味と赤ワインの渋み、そこにはちみつの甘味を加え、ぐっとコクを引き出した一皿です。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
ほろっと骨からはずれる鶏肉のおいしいこと!骨から出た旨味と赤ワインで大人の味わい。はちみつでさらにコクをプラスしました。フランスの田舎で出合えそうな料理です。
鶏手羽元 | 8本(500g) |
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プチオニオン | 12個 |
サラダ油 | 大さじ1 |
赤ワイン | 2/3カップ |
水 | 1カップ |
はちみつ | 大さじ3 |
塩 | 小さじ1 |
胡椒 | 少々 |
プチオニオンは熱湯に入れてひとゆでしてザルにあげ、粗熱を取ってから皮をむく。上下を少し切り落とし、根元は十文字の切り込みを入れる。
鍋にサラダ油を熱して鶏肉を入れ、全体を焼きつけ、プチオニオンを加えてさっと炒める。
赤ワインを入れて水も加え、煮立ってきたらはちみつ、塩、胡椒を入れて混ぜ、蓋をして弱火で30 分ほど煮込む。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ