「甘味」を使いこなす基本レシピ
ほろほろととろける大人の味わい"鶏手羽の赤ワイン煮"

ほろほろととろける大人の味わい"鶏手羽の赤ワイン煮"

じっくり煮込んだ鶏手羽の旨味と赤ワインの渋み、そこにはちみつの甘味を加え、ぐっとコクを引き出した一皿です。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“鶏手羽の赤ワイン煮”のつくり方

ほろっと骨からはずれる鶏肉のおいしいこと!骨から出た旨味と赤ワインで大人の味わい。はちみつでさらにコクをプラスしました。フランスの田舎で出合えそうな料理です。

材料材料 (4人分)

鶏手羽元8本(500g)
プチオニオン12個
サラダ油大さじ1
赤ワイン2/3カップ
1カップ
はちみつ大さじ3
小さじ1
胡椒少々

1下ごしらえ

プチオニオンは熱湯に入れてひとゆでしてザルにあげ、粗熱を取ってから皮をむく。上下を少し切り落とし、根元は十文字の切り込みを入れる。

2炒める

鍋にサラダ油を熱して鶏肉を入れ、全体を焼きつけ、プチオニオンを加えてさっと炒める。

3煮込む

赤ワインを入れて水も加え、煮立ってきたらはちみつ、塩、胡椒を入れて混ぜ、蓋をして弱火で30 分ほど煮込む。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。