花椒(ホアジャオ)を入れることで、一気に本格的な香りとしびれが広がります。豚肉の脂が旨味の柱です。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。
材料の数を絞ったことで、準備が超簡単。仕上がりがべたつかないように、豆腐の水きりは必須です。炒め物は手早くできるので、特に時間のないときに大助かり。
木綿豆腐 | 1丁(300g) |
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豚肉 | 150g(こま切れ) |
にら | 1束(100g) |
胡麻油 | 大さじ1 |
★ 調味料 | |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
・ 花椒 | 小さじ1(たたいてつぶす) |
豆腐はキッチンペーパーで包んで5分ほど置いて水きりする。
にらは長さ4cmに切る。
フライパンに胡麻油を中火で熱し、豆腐を崩しながら入れてこんがりと焼き、裏に返して端に寄せ、豚肉を加えて炒める。肉の色が変わったら調味料を入れて全体を混ぜ、にらも加えてさっと炒める。
食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄