旬の食材を使った3ステップレシピ
食欲が増す夏の激辛鍋!"麻辣海鮮冷鍋"

食欲が増す夏の激辛鍋!"麻辣海鮮冷鍋"

鶏手羽先でとった濃厚スープを冷たくして、刺身を合わせた変わり冷鍋です!激辛のたれをつければ、食欲が増し増しに。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。

“麻辣海鮮冷鍋”のつくり方

おいしさの決め手のスープは鶏手羽先を煮てとってください。その味を知ると、スープをとる手間も納得できるはず。残った手羽先は紹興酒と醤油に漬けて召し上がれ。

材料材料 (2人分)

鶏手羽先8本
1.5L
A
・ 生姜3枚(薄切り)
・ ねぎの青い部分15cm
・ 八角1個
・ 酒50ml
・ 塩小さじ2
★ 麻辣だれ(混ぜ合わせる)
・ 醤油大さじ3
・ 酢大さじ1
・ 砂糖大さじ1
・ 胡麻油大さじ1
・ 一味唐辛子小さじ1
・ 花椒小さじ1(たたいてつぶす)
・ 白すり胡麻大さじ1
・ 白煎り胡麻大さじ1/2
白身魚120g(刺身用、カットされているもの)
レタス1/2個
香菜1束(50g)
みょうが2個
生姜適量
適量

1スープをとる

手羽先は洗ってドリップを落とし、関節で2つに切る。鍋に水、手羽先を入れて熱し、煮立ったら火を弱めてアクを取り、Aを加えて煮立たせないように、弱めの中火で1時間ほど煮て冷まし、漉す。

スープをとる

2野菜類をカットする

レタスは細切りに、香菜は長さ3cmに切る。みょうがは縦2等分にしてからせん切りに、生姜もせん切りにする。

野菜類をカットする

3仕上げ

土鍋に1のスープを入れ、2、白身魚を氷とともに入れて浸す。スープごと器に盛り、麻辣だれをかけて食べる(たれは辛いので量を加減して)。

仕上げ
完成

教える人

井原裕子 料理研究家

井原裕子 料理研究家

食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。