旬の食材を使った3ステップレシピ
バター醤油の風味がたまらない"とうもろこしつくね"

バター醤油の風味がたまらない"とうもろこしつくね"

とうもろこしのプチプチ弾ける食感は、夏ならでは。バター醤油で照り焼きに仕上げます。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。

“とうもろこしつくね”のつくり方

つくねはふっくら火を通すために弱火でじっくり蒸し焼きに。その間に副菜をつくるなど、時間を効率的に使ってください。付け合わせも同時に仕上げて一気にメインの一皿の出来上がり。

材料材料 (2人分)

とうもろこし1本(正味150g)
片栗粉大さじ1
挽き肉だね
・ 鶏挽き肉200g
・ 酒大さじ1
・ 塩ひとつまみ
・ 胡椒少々
・ 生姜小さじ1(すりおろす)
ししとう8本
サラダ油大さじ1/2
たれ
・ 酒大さじ1
・ 醤油大さじ1と1/2
・ みりんみりん大さじ2
・ 砂糖小さじ1
・ バター10g

1下ごしらえ

とうもろこしは長さを2~3等分に切り、切り口を下にして置き、芯のきわに包丁を入れて実をそぎ、ボウルに入れて片栗粉を加えてまぶす。

下ごしらえ

2肉だねをつくる

別のボウルに挽き肉だねの材料を入れて粘りが出るまで手で混ぜ、1を加えて全体に混ぜ、4等分にして形づくる。

肉だねをつくる

3蒸し焼きにする

フライパンにサラダ油を中火で熱して2を約2分焼き、裏に返して約1分焼き、蓋をして弱火で7分蒸し焼きにする。ししとうを加えて両面を焼き、たれの材料を加えて全体にからめる。

蒸し焼きにする
完成

教える人

井原裕子 料理研究家

井原裕子 料理研究家

食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。