新定番ポークカレー
食材の甘味を活かした"さつまいも、かぼちゃ、りんごのカレー"

食材の甘味を活かした"さつまいも、かぼちゃ、りんごのカレー"

生クリームを使い、甘味のある食材をふんだんに使った、子供も喜ぶカレーです。普段のカレーとは一味違うリッチな味わいが楽しめます。いつものルウと材料で、家カレーを数段グレードアップさせるレシピを料理研究家の上田淳子さんに教わりました。

“さつまいも、かぼちゃ、りんごのカレー”のつくり方

豚ロースステーキに寄り添う、女子が好みそうな食材揃いのカレーには白ワイン、生クリームがたっぷり。ほんのり甘いフレンチ風カレーは、ご飯を別添えにしてメインデッシュとしても豪華で遜色なし。

材料材料 (4人分)

豚ロース肉4枚(ステーキ用)
さつまいも150g
かぼちゃ200g
りんご中1個
玉ねぎ1個(みじん切り)
生姜小1片(みじん切り)
サラダ油大さじ1
白ワイン150ml
カレールウ約50g
生クリーム大さじ4
適量
胡椒適量
ご飯適量
ミックスナッツ適宜

1下ごしらえ

豚肉は筋切りをして、塩、胡椒をしておく。さつまいもは1.5cm程度の角切りにし、水にさらしておく。かぼちゃ、りんごも同様の大きさに切る。

2具材を炒める

鍋にサラダ油を入れて中火にかけ、温まったら玉ねぎ、生姜を加えしんなりするまで炒める。さらに、水気をきったさつまいも、かぼちゃ、りんごを加えさっと炒める。

3白ワインを注ぐ

白ワインを注いで火を強め、半量になるまで煮詰める。水2カップ(分量外)を加え、沸いたら火を弱め、さらに3分ほど野菜が煮くずれない程度に火を通す。

4ルウを加える

いったん、火を止めてルウを割り入れ、ルウが溶けたら全体を混ぜる。中火にかけ、混ぜながらさらに5分ほど煮る。仕上げに胡椒をふり、生クリームを加え、全体を混ぜる。

5豚肉を焼く

フライパンを強めの中火でしっかり熱し、サラダ油少々(分量外)をひいて、1の豚肉を並べる。両面を5分ほどかけてこんがり焼く(フライパンの大きさにもよるが、2枚ずつ焼くほうがベター)。焼き上がったら、少し時間をおいて肉汁を落ち着かせる。

豚肉を焼く

6盛り付ける

豚肉を食べやすい大きさに切って、ご飯を盛った器にのせカレーをかける。好みでご飯に刻んだミックスナッツを散らす。

完成

教える人

上田淳子 料理研究家

上田淳子 料理研究家

神戸市生まれ。スイス、フランスのホテル、レストラン、シャルキュトリーなどで研鑽を積む。帰国後はパティシエを経て料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌で活躍。双子の子育て経験を生かした食育、家庭料理からフランス料理まで、レシピは幅広い。『かんたん仕込みですぐごはん』(世界文化社)など著書多数。

※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。

技あり!dancyuカレー
技あり!dancyuカレー
A4変型 判( 96 頁)
2018年03月28日発売 / 880円(税込)

文:瀬川 慧 写真:宗田育子

瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。